バストアップの鍵となる大胸筋
大胸筋は、バスト全体を支える大きな筋肉です。バストの脂肪を支える土台の役割があるため、大胸筋を鍛えれば、バストの下垂を防ぐことができます。また、土台を盛り上げることで結果的にバストのサイズも上がります。大胸筋は、大きくて形がきれいなバストには欠かせない筋肉なのです。
大胸筋を鍛えるヨガポーズ(魚のポーズ)
大胸筋を鍛えるヨガポーズは、マツヤーサナ(魚のポーズ)です。仰向けの状態で体の下で肘を立てて、胸を天井に向かって突き上げます。大胸筋を大きく伸ばすことで刺激し、筋力アップを図ります。胸を開くので呼吸がしやすくなり、リラックス効果も高いポーズです。
美しいくびれを作る腹斜筋
腹斜筋とは、脇腹部分に斜めについている筋肉のこと。腹斜筋を鍛えることでくびれが生まれ、さらにぜい肉がつきにくい脇腹を作ることができます。くびれを作りたくて腹筋している人もいるかもしれませんが、腹筋で鍛えられるのは、主にお腹の前側にある腹直筋です。腹斜筋は、体をねじったり体を横に倒したりすることでより活発に使うことができます。
腹斜筋を鍛えるヨガポーズ(三角のポーズ)
腹斜筋を鍛えるヨガポーズはトリコナーサナ(三角のポーズ)です。脚を大きく開き両手を広げ、上半身を横に大きく倒すポーズです。手の力を使わず、腹斜筋の力で姿勢をキープします。さらにもう片方の手を天井に伸ばし、視線を上に向けることでねじりの動きが加わり、腹斜筋にさらに負荷をかけることができます。
O脚解消と脚やせに効く内転筋
内転筋は、太ももの内側にある筋肉です。太ももを内側に引き寄せ、骨盤を締める働きをします。さらに骨盤底筋の働きも助ける、とても重要な筋肉です。内転筋を鍛えれば内ももが引き締まるため太もも全体がすっきりした印象になります。また、太ももをまっすぐに保つ力が強くなるため、O脚の解消にも効果があります。
内転筋を鍛えるヨガポーズ(戦士のポーズ)
内転筋を鍛えるヨガポーズは、ヴィラバドラーサナⅠ(戦士のポーズⅠ)です。脚を前後に開き、合掌した手を天井に伸ばすポーズです。下半身を安定させるために内転筋を強く使います。重心を中心に集めるように意識すると、さらに内転筋が刺激されますよ。上半身が反りすぎると腰に負担がかかるので、下腹部に力を入れながらポーズを取りましょう。
おわりに
筋肉は、パワーを出すためだけでなく、美しいスタイルを保つためにも重要なものです。ただ細いだけでなく、しなやかで健康的な体を手に入れたいなら、ダイエットだけでなく、ぜひ筋肉も鍛えてみましょう。
ヨガで筋肉を鍛える時には、ポーズ中に鍛えたい部分に意識を向けることで、さらに効果が高まります。筋肉が強くなれば、ポーズが決まりやすくなり、ヨガをもっと楽しむことができるようになります。楽しみながら美しいスタイルを手に入れましょう。