ヨガの八段階

今回からはヨガの八段階の2段階目にあたる『ニヤマ』です。

ニヤマ(勧戒)について

ヨガは8つの部門(八支則)から成り立っており、最終的には「サマディ」に到達します。ヨガは8つのステージともいえるこの八支則を一段ずつ登っていくイメージです。ニヤマは8つのうちの第2ステージです。今回はニヤマについてのご説明をさせて頂きます。

ニヤマとは?

ニヤマとは「ルール」「規範」を意味します。ニヤマには5つの①サウチャ②サントーシャ③タパス④スヴァードゥヤーヤ⑤イシューヴァラ・プラニダーナの5つの教えがあります。

ヤマとニヤマは*ラージャヨガの中ではクリアヨガ(浄化)と呼ばれており日常生活でも常に行うもので修行の前には必ず行う必須のものでもあります。

*ラージャヨガとはヨガの教典「ヨガスートラ」に出てくるヨガで、ポーズの種類は坐法のみでした。坐法と呼吸法で瞑想を行いヨガの悟りを目指すものです。ただ、ラージャヨガだけではヨガの悟りが困難であったために新たなポーズと呼吸法、瞑想法が開発されそれが「ハタ・ヨガ」になりました。

ニヤマを実践するには?!

ニヤマを実践するには自分の行為や振る舞い、態度においてルールや規則に則っているかを振り返ることです。またニヤマには無気力さを取り除いてヨガの道を究めようとする積極的を高めるものでもあります。常にヨガに対しても向上しようという思いを持ちましょう。

第二段階ニヤマ

ヤマが 、全宇宙共通の戒めであるのに対し、ニヤマは個人の規律として守るべき行動の掟である。
パタンジャリは、サウチャ(清浄)、サントーシャ(知足・満足)、タパス(苦行・熱心)、スワディアーヤ(自己の霊性の探求)、イーシュヴァラ・プラニダーラナ(神への献身)の五つが二ヤマであると教えている。

参考:ハタヨガの真髄より

次回は、サウチャです。