太陽ギラギラの夏が終わるとあっという間に、秋・冬へ。寒さが深まるにつれて、最近、「秋うつ」になる方が多いのはご存知でしたか？「秋うつ」って？と思われた方も多いと思いますが、季節性「うつ」のひとつである「秋うつ」は、活気に満ちた夏の空気から一転、ちょっとアンニュイな雰囲気の秋を迎える頃、心のバランスを崩す方が増えています。「秋うつ」対策のヨガポーズで心をリフレッシュさせましょう。
疲れてないのに寝ても寝ても眠い。
季節の移り変わりに心が追いつけなくなったような抜け殻になってしまっような感覚に。ここまでを読んで「もしかして私も・・」「秋うつかも？」と思った方、またはそうでない方も「秋うつ」対策におすすめのヨガポーズ５選を今回はご紹介します。
心と身体のバランスを整えて、季節性の「秋うつ」を一緒に乗り越えていきましょう。
タダーサナ （山のポーズ）
足の指を開けながら両足をそろえて立ちます
左右の足に均等に体重をかけ、土踏まずから体を上に持ち上げるようにしまっすぐに立ちます。
肩の力を抜いて肩と腰が一直線になるようにします。両腕をだらんと降ろし、あごを引き首の後ろを伸ばします。
へそから下の下半身が大地をしっかり踏みしめ、逆におへそから上の上半身が上に向かって伸びていくことを感じてください。呼吸は均等に８回以上続けましょう。
効果
全身の疲労感の解消効果があります。
イライラを解消し、深い眠りに導いてくれます。
ねじった椅子のポーズ
- 山のポーズでたちます。
- 両手を腰に当てます。膝を曲げて腰を低く落としていきます。背中は真っ直ぐに伸ばしておきます。骨盤を立てた状態にして、両方のひざを合わせます。
- 両手を挙げて指先からお尻まで一直線になるように意識をします。この時、頭を下げないように注意をしましょう。
- 上げた手を胸の前で合掌します。
- 息を吸って背筋を伸ばします。息を吐きながら体を右にねじります。左のひじを右の太ももの外に出します。視線は天井に向けます。
- 呼吸を５回～１０回ほどおこないます。
- 反対側も同様に行いましょう。
効果
脚を引き締めて、体幹を強化します。血行を良くして新陳代謝を高めます。首や肩、背筋のこりをほぐします。精神を安定させて集中力をアップさせる効果もあります。
バラアーサナ （チャイルドポーズ）
- 四つん這いになります。かかとの上に腰を下ろして正座になります。
- 正座の状態から体を前方に倒していきます。
- 手を床に付いて、額を床に付けます。腕を体側に下してリラックスをします。
- 両腕を前方に伸ばしていきます。この時、肩を下げて力を抜きます。首を長くするイメージを持ちます。お尻をかかとの上に乗せます。
- 背中全体の力を抜いて開くように意識をします。
- 深く深呼吸をしながら全体の力を抜いていきましょう。
効果
背中や腰、首の筋肉をほぐしてリラックス効果が期待できます。腰痛の予防や緩和、便秘の解消にも役立ちます。精神的な安定をもたらし、不安や恐れを和らげます。心が安らぎ、集中力の向上にも効果があります。
戦士のポーズ
- 山のポーズを取ります。
- 山のポーズを取ったらそこから両手を腰に当てて、左脚を大きく後ろに引きます。骨盤を真っ直ぐに立てます。右足は真っ直ぐに縦においておきます。後ろに引いた左脚はつま先を４５度外側に開いておきます。
- 右ひざを曲げて、体重を前に移します。重心は左右の脚の中心に置きます。この時前の足はしっかりと床に踏込みます。
- 両手を挙げて頭の上で合掌をします。肩甲骨は下げて、肩の力を抜きます。
- そのままのポーズで５回～１０回深呼吸を行います。
- 反対側も同じように行いましょう。
効果
脚の筋力アップにつながります。股関節を柔らかくします。脚全体の引き締め効果があります。背骨を使うことで体幹を強化します。精神的にも安定し、気持ちをポジティブにします。心身のエネルギーを高めてやる気を引き出します。
シャヴァーサナ （屍のポーズ）
- 床に横になり、両腕両脚を開放します。両腕は脇にオレンジが入るくらい広げて。両足は肩幅より少し広げます。
- 目を閉じ、顔もリラックスします。舌、歯の食いしばりも解きます。
- 5分～10分ほどを目安に、ゆっくりと起き上がります。
効果
リラックスすることで脳を休め、ストレス軽減や体をほぐす効果があり、頭痛や疲労への効果、不眠症の緩和等が挙げられます。
秋うつの防止・解消に向けて
今回は季節性の「秋うつ」などのストレス解消に効果があるポーズをご紹介しました。ぜひご自宅でのリラックスタイムに取り入れてみてくださいね。お気に入りのアロマフューザーをそばに置くこともおすすめです。深いヨガの呼吸とポーズで心も身体もリラックスして秋の夜長を楽しみましょう。
