上司と、恋人と、旦那と、子供と、友人と。「私は毎日こんなに頑張ってるのに、どうしてうまくいかないの?!どうして理解してくれないの?!」と、沸々と湧いてくる怒り。そして、ついに、相手に怒りの言葉をぶつけてしまい、そんな自分への怒りと自己嫌悪…。こんな悪循環は断ち切りたいですよね。怒りのある時には、無意識のうちに呼吸が浅く、激しくなります。意識的に呼吸をコントロールして、悪循環から脱出しましょう。

準備運動

  1. 足を肩幅ほどに広げ、立ちます。上半身も腕も全部脱力して、「はぁー」と口から大きく息を吐きます。5呼吸繰り返します。
  2. 両手を腰におき、腰を回していきます。最初は小さな円を描くように。だんだんと大きな円を描いていきます。反対回りも行います。怒りで見失った自分の内面に注意を戻しましょう。

メス蜂の呼吸法

  1. 安楽座、あるいはあぐらで座ります。
  2. 目を閉じます。親指で耳の穴をふさぎ、残りの4本の指で目を覆います。左右それぞれ同じようにします。
  3. 口を閉じ、鼻から息を吸い、息を吐きながら、おでこに注意を向けて「んー」とハミングするように声を出します。
  4. 息を吐ききったら、再び大きく息を吸い、ハミングしながら息を吐き出します。呼吸と、体に響くハミング音に集中します。できる方は、クンバカ、ジャランダラバンガを取り入れても構いません。
  5. 10回程度繰り返します。
  6. 目を閉じたまま10呼吸、自然な呼吸を繰り返します。余韻を味わいます。

※注意:初心者の方は、クンバカやジャランダラバンガは、指導者のもと行うこと。

まとめ

いかがでしたか?「ヨガ」と聞くと、ポーズをとることがメインのようなイメージですが、大きく言えば、ヨガは、ポーズと呼吸と瞑想から成り立っています。呼吸も重要なパーツの一つです。様々な呼吸のコントロール法を身に付け、生命維持を司り、心と体のバランスを保っている自律神経を整え、心身共に健やかな毎日を過ごしましょう。