マントラとヨガの関係って?

ヨーガを学ぶにあたり、具体的な方法のひとつに読誦法(スヴァデイヤーヤ)があります。(読誦法(スヴァデイヤーヤ)とは自身を探る学習のことを表します。聖典を読む、マントラを唱える、キールタンで讃歌する。様々な方法が挙げられています。マントラは音の波動を響かせ唱えることが、意識を集中させる効果があると知られていますので、意識が散漫しがちなアーサナを行っている際や瞑想時にも用いることができるのです。
今回は、インドの伝統的なヨーガ、シヴァナンダヨーガのクラスへ参加した際にはじまりとおわりに唱えるマントラや、日々の暮らしに溶け込まれているマントラを取り上げてみました。

マントラとは?

マンは「意識」、トラは「保護する」「解放する」を意味します。繰り返しがちな癖から、人を解放する力があるといわれています。

はじまりのマントラ

Dhyana Slokas「GAJANANAM」(ディヤーナ・スローカ「ガジャナナム」)

インドの伝統的なヨーガの1つシヴァナンダヨガの最初に唱えるはじまりのマントラです。
クラスのはじめに、集まったそれぞれの意識をひとつに調和させ、これからはじまる神聖なる行いへ向けての準備をするマントラです。
静かで穏やかな内なる自分への気付きを手助けしてくれるでしょう。

Om Om Om
オーム オーム オーム
Gajananam Bhutaganadi Sevitam
ガジャーナナン ブータガナーディ セービターム
Kapittha Jambu Phala Sara Bhaksitam
カピッタ ジャンブー パラ サーラ バクシタン
Uma Sutam Shokavinasha Karanam
ウマー スタン ショーカビナーシャ カーラナーム
Namami Vigneshvara Pada Pankajam
ナマーミ ビグネシュワーラ パーラ パンカジャンShadananam Kumkuma Raktavarnam
シャダーナナン クンクマー ラクタバールナーム
Mahamatim Divya Mayura Vahanam
マハーマティン ディビーヤ マユーラ バーハナム
Rudrasya Sunum Surasainya Natham
ルードゥラッシャー スルナム スラサインニャ ナーターム
Guham Sadaham Sharanam Prapadye
グハム サダハム シャラナム プラパディエーYa Kundendu Tushara Hara Dhavala
ヤー クンデンドゥ トゥシャーラ ハーラ ダバラー
Ya Shubhra Vastravrita
ヤー シュブラ バストラブリター
Ya Vina Varadanda Mandita Kara
ヤー ビーナ バラダンダ マンディタ カラー
Ya Shveta Padmasana
ヤー シュヴェータ パドマーサナー
Ya Brahmachyuta Shankara Prabhritibhi
ヤー ブランマー チュータ シャンカラ プラブリティビー
Devaihi Sada Pujita
デバーイ サダー プージター
Sa Mam Patu Saraswati Bhagavati
サーマン パトゥ サラスワティー バガバティ
Nishesha Jadyapaha
ニシェーシャ ジャディヤー パハー

Om Namah Shivaya Gurave
オーム ナマー シバーヤ グラベー
Sat-Chid-Ananda Murtaye
サッチダナンダ ムルタイェー
Nishprapanchaya Shantaya
ニシプラパンチャーヤ シャンターヤ
Sri Sivanandaya Te Namaha
スリー シヴァーナンダーヤ テー ナマハー
Sri Vishnudevanandaya Te Namaha
スリー ヴィシュヌデヴァーナンダーヤ テー ナマハー

Om Sarva Mangala Mangalye
オーム サルバ マンガラ マンガリイェー
Shive Sarvartha Sadhike
シベー サルバータ サーディケー
Sharanye Trayambake Gauri
シャランイェ トラヤンバケー ガウリ
Narayani Namostute Narayani Namostute
ナラーヤーニー ナモストゥテー ナラーヤニー ナモストゥテー

Om Shanti Shanti Shanti
オーム シャンティ シャンティ シャンティ