「マントラ」。ヨガや瞑想を学んでいるとだれもが必ず一度は耳にする言葉。
ヨガ・瞑想のほかにも、宗教やスピリチュアルなどのジャンルでも見かけることが多いですが、ヨガのなかではどのようにとらえられているのでしょうか?
今回はヨガとマントラについてご紹介いたします。

意味や起源

「マントラ(mantra)」はサンスクリット語。
もともと古代インドで賢者や僧侶が使っていた言語です。ヨガの世界ではおなじみの言葉ですね。

語源となっているのは “manas”—「マナス」。
いわゆる専門語なので長い解説が入るところですが・・・わかりやすくいうと「感情」です。
ヨガ哲学のクラスで「心」「マインド」の働きのひとつとして学んだかたも多いのではないでしょうか?

感情や心をコントロールするツールとしての言葉、それがマントラです。

ちなみに日本で一番よく知られているマントラは「般若心経」。
そのほか、神道での「大祓詞」、カトリックでの「アヴェ・マリア(聖母マリアへの祈り)」のような祈りの言葉もマントラと考えられています。

ヨガで広く使われているマントラは、昔は男性の僧侶など特定の条件の者だけしか唱えることができませんでしたが、現在は、ほとんどのマントラがあらゆる人に開かれています。

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続いて、マントラがヨガに取り入られている理由を探っていきます。