マントラがヨガに取り入れられている理由

本格的なヨガレッスンでは、はじめと終わりやレッスンのなかでマントラを唱えることがとても多いのですが、なぜでしょうか?

 

ヨガの目標のひとつは「心と体を上手に自己コントロールする」こと。
そのため身体をさまざまに動かすテクニックがあります。
もっとも有名で人気があるテクニックが、おなじみ、ヨガのポーズ(アーサナ)。
また、呼吸法(プラーナヤーマ)も重要なテクニックです。

さらに、
聖典を音読する
キールタン(讃美歌)を歌う
マントラを唱える
など、良いイメージを持つ言葉を口にすることもヨガでは重要視されています。

良いイメージをもつ言葉や聖なる言葉を、意識を向けて発声することで、集中力が養われます。同時に、瞑想に入るための環境を整えていきます。

マントラで期待できる効果

マントラのように良い言葉・ポジティブな言葉を発すると、まず、身体のなかに精妙で心地よい振動が生まれます。
そして、それは身体から周囲の空間まで響いていきます。
さらに、精妙で心地よい響きにあふれて自分や周りに穏やかなスペースが生まれます。
ヨガが目指す「シャンティ」な環境を作り出すことができるのです。

このような環境のなかに身を置くことで日常の疲れが癒されたり、新たなひらめきが生まれたりといった良い効果も十分期待できます。

もしそこがコンサートホールやお寺・教会の聖堂のように音が響きやすい場所だった場合には、さらに音が共鳴していくので、効果もさらに高まるでしょう。

続いて、ヨガレッスンでよく使われるマントラについてご紹介していきます。