似たような食生活をしていても太りやすい人と太りにくい人がいますが、太りやすい体質と諦めてしまっている女性も多いのでは?しかし諦めることはありません。ヨガを行うなかで遅筋を使用し、代謝をあげることで徐々に理想の体にチャレンジ。遅筋を活かしながらヨガで代謝を上げてスマートな体を手に入れましょう。

違いは代謝の差

「太りやすい家系」や「太りやすい体質」といった言葉で片付けられがちですが、最新の医学では、遺伝子が関係しているのは30%で残りの70%は生活習慣によるものだと言われています。
太りやすい人と太りにくい人の決定的な差は、基礎代謝量の差になります。
この差が、太りやすい人と太りにくい人の違いの大きな要因の一つとなります。
人間は何もせずにじっとしていても、呼吸をしたり内臓を動かしたり体温を調整するためにエネルギーを使っています。
その生命を維持するために必要な最小エネルギー代謝を基礎代謝と呼び、意外に多くのエネルギーを消費しています。
基礎代謝量が高ければ、余分なカロリーを摂取しても体が勝手にエネルギーとして消費してくれるので、食事制限や辛い運動をせずとも太りにくい体でいられるのです。
基礎代謝量が高ければ高いほど太りにくい体質であり、基礎代謝量が低ければ低いほど太りやすい体質と言えるので、この基礎代謝量がダイエットの要と言えるでしょう。

代謝アップがダイエットの近道

代謝アップ

筋肉は維持するだけでエネルギーを使っている?

基礎代謝量は、年齢、性別、体重などにより個人差があり、加齢とともに低下していくのですが、同じ性別、年齢、体重の人でも基礎代謝量は異なります。一体その差には何が関係しているのでしょうか。その答えは筋肉量にあります。
エネルギーというのは、主に筋肉や脳、内臓で使われていると言われており、筋肉は維持するだけでも多くのエネルギーを消費します。

エネルギーが燃えやすい体つくりが大事

筋肉量が多い人は、食べた分が燃料となりエネルギーを使い切ることができますが、筋肉量が少ない人は、燃料をつかう筋肉がないので食べた分だけエネルギーが余り脂肪として備蓄され太ってしまいます。ちなみに食事制限のみのダイエットは、脂肪も落ちますが一緒に筋肉量も減ってしまい結果として太りやすい体にしてしまうので要注意です。

筋肉量を増やす

食事制限のみに頼るのではなく、長期的に考え筋肉量を増やしエネルギーが燃えやすい体を手に入れた方が賢いですね。基礎代謝量は一日で消費するエネルギーの60%以上になるので、ハードな運動でカロリーを減らそうとしても、基礎代謝による消費量には到底かないません。

例えば、あなたの基礎代謝量が1000キロカロリーだとしましょう。その場合、1日のうち1000キロカロリー以内の摂取であれば基本的には太らないことになります。
そこであなたの基礎代謝量が1200キロカロリーだったらどうでしょう。
何もしていなくて200キロカロリー自動的に体が燃やしてくれているので、1000キロカロリーの基礎代謝量の体より痩せやすい体といえます。仮に一か月で計算すると6000キロカロリーの差がでてきます。筋肉量を上げて基礎代謝量を高め、一日の消費カロリーを増やすことができれば、今までより太りにくく痩せやすい体質になると言えるでしょう。

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