2.ヨガ哲学について学ぶには。
ヨガのバイブル「ヨーガスートラ」についての解説書3選!

ヨガ哲学を学ぶうえでヨーガスートラは欠かせません。
ヨーガスートラとは、前2世紀ごろ(諸説あり)聖人パタンジャリがそれまであったヨガの知恵や技法を体系的にまとめたものです。
ヨガに関する古典的な文献であり、今ではヨガのバイブル的存在になっている専門書にもなっています。
「スートラ」とは「糸」という意味であり、短い文章をまるで糸でつなげるように書かれているのが特徴です。
短い文章の中にもヨガの目的や坐法について濃密に述べられているので、ヨガ指導者であれば、一度は読んでおきたいものです。

この「ヨーガスートラ」には、よりわかりやすく理解するための解説書が複数出版されています。
今回は、中でもわかりやすく解説された本を紹介します。

(1)インテグラル・ヨーガーパタンジャリのヨーガ・スートラ(スワミ・サッチダーナンダ 著)

ヨガの目的や哲学を理解するのにわかりやすく、ヨーガ・スートラの代表的な解説書。
一度読んだだけでは難しいかもしれないですが、何度も読み込むことで、ヨガの本質に触れることができる本です。

(2)やさしく学ぶYOGA哲学 ヨーガスートラ (向井田みお 著)

インド哲学に詳しい著者が解説しているヨガの哲学本。
サンスクリット語の原文とその読み方や意味が書かれており、「ヨーガスートラって難しそう…」という方でも比較的気軽に読み始めることのできる本です。

(3)解説ヨーガ・スートラ(佐保田鶴治 著)

30年以上前に出版された本ですが、今も読み継がれているヨーガスートラの解説書になります。
大阪大学などで哲学の教授だった著者は還暦を過ぎてからヨガに出会い、日々欠かさずヨガの実践に励んでいたそう。
その後、自ら指導にもあたり日本各地で活躍され、ヨーガ禅の普及にも努めていました。
他にも『ヨーガ入門』や『ヨーガのすすめ』などヨガに関する書籍を出されています。

続いてヨガのポーズ(アーサナ)を学ぶ書籍のご紹介になります!