「なんだか体が重い・・これって夏バテ?

高温多湿の日本の夏は、体にはとてもハードな季節です。食欲がなくなったり、動く気がしなかったり・・・はたまたクーラー病になったりと夏の疲れが出てきますよね。でも夏をしっかり楽しみたい!そのためには夏バテに気をつける必要があります。そこで今回は、夏の疲れをすっきりさせるおすすめのアーサナを、症状別に5つ紹介します。

夏の疲れ その1「食欲がでない」

暑さに負けて食欲が落ちていませんか?そんな症状にぴったりのアーサナはこの2つです。

コブラのポーズ – 胃の不快感に○。

初心者でもできるヨガポーズ
後屈ポーズの代表的なものの一つです。胸を開くことで胃の不快感を和らげます。

1.うつ伏せになって、両足を肩幅程度に開きます。両手は肩の真下あたりにおきましょう。
2.息を吸いながら、ゆっくりと上体を起こして30秒ほどキープします。そのあと、息を吐きながら体をもどしましょう。呼吸を止めないことと、肩を耳から遠ざけることを意識しましょう。

三角のポーズ3 – 胃だけでなく、冷え・むくみにも!

三角のポーズ
背骨をまっすぐに伸ばしたまま、体の横を伸ばすポーズです。胃だけでなく、むくみにも効果があるのが嬉しいですね。

1.両足を大きく開いて立ち、右のつま先を右、左のつま先を少し内側に向けて腰骨を持ちます。
2.息を吐きながら右ひざを曲げ、右手先を右足の外側につきます。この時、ひざ下を垂直にして、脚と腰で体重を支えるのを意識してください。
3.息を吸いながら、左腕を伸ばして軽く見上げます。このポーズを30秒ほどキープしたら、反対側も同様に行ってください。

夏の疲れ その2「眠りが浅い」

起きても全然疲れが取れない・・・そんなあなたは自律神経が乱れているのかも?リラックス効果抜群のアーサナはこの2つです。

赤ちゃんのポーズ – 整腸作用もあり

初心者でもできるヨガポーズ
リラックスだけでなく、腰や腸にも効くポーズです。

1.仰向けになって両ひざを立てます。肩をリラックスさせて、胸を開くイメージを持ちます。
2.息を吐きながら、両膝を抱き寄せます。脚は完全にリラックスさせ、肩を一度床に押し付けたあと、脱力しましょう。この姿勢を30秒ほどキープします。

無空のポーズ(シャヴァアーサナ) – 究極のリラックス

シャバーサナ
ヨガのクラスの最後に取り入れられることが多いポーズです。リラックス効果は抜群ですよ。

1.仰向けになって、両足を肩幅程度に開きます。両手を身体から少し離して床に投げ出します。
2.ゆったりとした呼吸を行い、1~15分程度、そのままの状態をキープします。心が鎮まるのを待ちましょう。
3.必ず伸びをして体の感覚を戻してから、起き上がります。

夏の疲れ その3「体がだるい」

じめじめした暑い日が続くと、なんだか体の中がよどんで重くなってきませんか?そんなときには手軽にできるこのポーズが一番です。

髪のダメ―ジにも効く!? – ピラミッドのポーズ

プラミッドのポーズ
頭を逆さまにすることで、全身の血の巡りがよくなり、疲労感に効果的なアーサナです。頭の血行が良くなるので、夏の厳しい紫外線で疲れている頭皮に良い効果がありますよ。

1.両足を大きく開いてつま先を正面に向けた状態で立ち、腰骨を両手でサポートしながら背筋を伸ばします。肩をリラックスさせて上がりすぎないようにしてください。
2.息を吐きながら、背筋を伸ばしたまま前屈します。手指を床につけて、30秒ほど深呼吸をしながらポーズをキープします。息を吸いながら、お腹に力を入れて元の姿勢に戻ります。腰が丸くなったり、膝が伸びすぎたりしてしまうときは、無理をせずに手の下にブロックをおきましょう。

ヨガのパワーで夏も健やかに

いかがでしたか?初心者でも比較的トライしやすいアーサナから、夏のお疲れ症状に効くものを5つ紹介しました。他にも、水分を多く含んで体を冷やす効果のある夏野菜を積極的にとるなど、辛すぎるのを避けるのも、アーユルヴェータ的な視点ではおすすめの暑さ対策です。年々厳しくなっている気がする夏の暑さですが、ヨガをうまく取り入れて健やかに乗り切りましょう!