海外のヨガ情報をお届け!オーストラリアでは最近、Zen yoga(禅ヨガ)と呼ばれるヨガクラス、そして禅ヨガ専門だというヨガスタジオがちらほら見受けられます。。この禅ヨガ、実は日本ととても関係の深いヨガなのですがどのようなものなのでしょうか?

禅ヨガとは?

禅ヨガ

元々中国から伝わったこの禅(中国語読み/シャン)という言葉は、日本では「ゼン」と呼ばれ、現在この「Zen」は世界共通語になりつつあります。さて、それでは禅ヨガとは一体何なのか、ということですが、オーストラリアでは一般的に沖ヨガのことを指すようです。

沖ヨガとは、日本人である沖正弘師が考案したもので、日本の伝統文化や東洋医学、武道など多くの要素を取り入れた、生活全般における総合的なヨガ。ここオーストラリアでは、沖正弘師の下で直接トレーニングを積んだインストラクターが、その知識と経験を他のインストラクターと共有し、少しずつ禅ヨガというスタイルが確立されてきています。この禅ヨガでは、アーユルヴェーダではなくマクロビオティックを基にした食生活を推奨し、それぞれの季節に応じたアサナを行うようです。

世界に広がる日式ヨガ

沖ヨガの人気が高まるにつれ、Zen以外にも日本の言葉や文化が受け入れられてきていると感じます。例えば、Shiatsu(指圧)、Zazenkai(座禅会)、Hogushi massage(ほぐし)、Ki(気)、Tanden(丹田)、Ryoho(療法)などの言葉や考え方です。こちらではまだ駆け出しの禅ヨガですが、あと10年もすれば、世界でも主流な各ヨガスタイルと肩を並べるほどになるかもしれません。

日本の文化に根付いた部分も大きい沖ヨガ。日本人であることはこのヨガスタイルの実践において最高の利点だと言えるでしょう。まだ沖ヨガを試されたことのない方は、是非お近くのスタジオを探してみて下さいね!