ヤマ・ニヤマってどうして大切なの?
とゆう話を、もう少し書いていきますね。
私たちがヨガクラスに通うのには、様々なきっかけや理由があると思います。
健康になりたい、ストレス対策、ダイエットや美容、自分磨きetc..
理由は色々あるように見えますが、大きな視野で見てみると「今よりも、もっと幸せになりたい」と言えませんか?
ヨガの考え方では、「純粋な本来の自分はとても幸せな存在で、現在の状態から不必要なものを取り除いていくことで、純粋な自分に気が付くことが出来る」と信じられています。
何かを足すのではなくて、不純物を取り除くのが幸せへの近道。
前回、「ヤマ・ニヤマの一つだけでも正しく実践することで、他の全てを達成することが出来る。」と書きました。
自分自身の幸せに、ヤマ・二ヤマがどう働いているのでしょうか?
今日も、ヤマの一番目のアヒムサを例にあげてみましょう。
アヒムサの定義には、あらゆる暴力が含まれています。
人を叩くなどの物理的な暴力、悪口を言うなどの言葉の暴力など、あらゆる種類の暴力があります。他人を恨むなど、実際に行動に移さないで心に思っただけでもアヒムサが守られていないと言われます。
どうしてかって?人を傷つけるような言葉を発する時、自分自身の中にネガティブな感情があふれています。
そのネガティブな感情が、本来の純粋で美しい自分を濁して見えなくしてしまいます。
何気なく他人を攻撃してしまった事が、自分自身を幸せから遠ざけてしまっています。
本当に自分を大切にしている人は、人のことも傷つけません。
さて、自分自身へのアヒムサを守るとゆうことは、純粋な自分が濁ってしまうような行動は避けるとゆうことです。そのためには...
- 自分自身に正直にならないといけない(サティヤ)
- 他人を羨やましがったり、他人の富を奪おうとしない(アステーヤ)
- 底なしの欲に溺れない、過剰の物質欲で自分をごまかさない(ブラフマチャリヤ・アパリグラハ)
などなど、アヒムサを守ろうとすると他の教えも自然に実践出来るようになります。
例えばポーズ(アサナ)の練習をしていても、
- 身体を逆に痛めるような無理はしない
- そのために、しっかりと自分に意識を向ける
- 他人ではなくて、自分自身に意識を向ける。他人と比べない
自然にポーズの練習の質も上がりそうですね。
ところで、インドの人たちは、ヨガの実践に関わらずベジタリアンが多いです。
動物が可哀想だから...と考えることもできますが、食べ物には記憶が残っているからだと考える風習もあります。
動物を殺したときの、人間の殺意や暴力性。
もちろん、殺された動物の恐怖や痛み、悲しみも肉の中に残ってしまいます。
不要なネガティブを取り込まないようにすることがアヒムサ。
だから、動物の肉は食べないほうが良いよ。
日本で生活している時は、なかなか完璧は難しいですが、食べるものへも意識を向けて感謝をする事は忘れてはいけないな。と思っています。
この記事を執筆した先生
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yuka先生 (ヨガ講師・バンスリ奏者)
ブログURL
http://s.ameblo.jp/aiiro-beniiro/page-3.htmlインドを拠点にヨガとインド古典音楽の勉強を続けています。様々な形でアシュタンガヨガ、ハタヨガの指導。
・Tattvaa Yoga Shala-Ashtangayoga Teacher training 500hrs. (RYT500 取得)
・International Bansuri Academy 在学中