ヴィジョンオブヨガ東京2013を終えて、受講生の大半の生徒さんの悩みは、
ハムレットのごとく、
ヴィジョンオブヨガ、再受講するか、しないか、なのでしょう。

わたしは2008年、初回ヴィジョンオブヨガ香港2008を受講しました。

ws10100601_01

今でこそヴィジョンオブヨガ台湾でドクター・マダヴァンに代わって講師として講義を担当させていただいておりますが、一回目のヴィジョンオブヨガ受講時、サンスクリット語はチンプンカンプン、ヨガ哲学も講義の途中でちょっと気を抜くと置いてきぼりになってしまうといった状態でした。
その頃のわたしは、いわゆるアサナ馬鹿で、アサナをもう一段上に引き上げることしか考えていなかったし、『ヨガ=アサナ』でした。
そこへいきなりドクター・マダヴァンのWhat is yoga?(ヨガとは何か?)What is love? (愛とは何か?)の質問攻勢で、アサナは最前列なのに、座学の時は、40人のクラスの後ろの方で目を合わせず、当たらないことだけを祈りながら受講しておりました。
ところが、ご存知、ドクターは名前を知っている生徒しか当てない(当てられない)ので、毎日毎日当てられて、赤っ恥の連続。 2週目の朝、全員の名前入りリストをドクターの講義の前に渡しましたが、それでも当てられ続けました。
マスター・スダカーのアサナクラスと実技クラスは楽しくて仕方なかったけど、正直ドクターの哲学クラスは眠くて仕方なかった。

 

ws10100601_02

とはいえ、受験世代の申し子、日本人特有の暗記力で最終筆記試験を乗り切った、はいいのですが、口頭試験では質問の意味すらわからない状態で、悔し涙を流しながらRYT200の認定証を手にしました。

日常に戻って、いつものヨガクラスでアサナ中心の練習の中、このままでいいのか、これがティーチャートレーニングを終えるということなのか、という疑問がいつも心の中にあって、インストラクターになるつもりはなかったけれども、これで「はい、あなたはRYT200の認定インストラクターです」と言われても、まるで裏口入学したような(?)後味の悪さを口の中に感じたまま。
数年ヨガをしたら受講するもの、という周囲の雰囲気の中、安易な気持ちで受講したけど、ヨガがこんなに奥深いものだったなんて知らなかったし、マットの外のヨガなんて、それまでは綺麗な謳い文句でしかなかったので、もう一度きちんと向かい合いたい、その先に何があるかはわからなかったけれど、これで終わりにしたくない、と、再受講を決意しました。
その点、ハムレットのごとく悩むことなく、わたしにとっては自然の流れ、”必需品”でした。

悩みを持つということは、ある意味”贅沢”だと思います。選択がある、という点において。
もちろん、経済的な理由で、受講したいけど、出来ない人もいるわけで、これは悩まない、悩めない、わけです。
ところが、悩んでいる、ということは、受講しようと思えば、受講できる状態。
であるならば、その悩みは、ある意味、まだヨガを”必需品”ではなく”贅沢品”と見なしているのではないでしょうか? スタバのカフェラテのようなもので、マスターやドクターが良く比喩に使われる、”砂漠の一滴の水”を欲する”渇き”とはなっていないのだと。
というと、とても偉そうですが、実の所、自分としては屈辱戦というか、やり残した課題というか、わからないままでいることが悔しくて、今度は目と耳を見開いて、脳みそ全開にして、絶対わかってやる!という意地で2回目を受講したようなものでした。

ws10100601_03

ところが、ご存知生徒が欲しがっているものではなく、生徒に必要なものを与える、と断言するマスター・スダカー、再講を望む声がどんなに高まっても、2009年は再開講がないまま、香港の生徒一同、2回目のヴィジョンオブヨガまで2年間待たなければなりませんでした。

 

ws10100601_04

 

で、蓋を開けてみると、2010年、2回目のヴィジョンオブヨガ、あら不思議、何故にあの時あんなにわからなかったの、と思うほど、すらすら入ってくる、わかる(これもまた後で思い違いとわかりましたが)、見える、繋がる、と、エゴ(無知)がどんどん増大したヴィジョンオブヨガ香港2010。
挙句、クラスの行き帰りにマスターとドクターに「前回どうしてあんなにわからなかったのか不思議です」などと無邪気に語り、墓穴を掘っていることにも気づかなかったわたし。無知とは本当に怖いです、まあそれが無知というものなのでしょうが。
所詮は点を理解していたつもりになっていただけ、点と点が線にもなっていなかったことを、これまた最終試験の口頭試験で思い知らされ、根拠のない自信は木端微塵に砕かれ、玉砕。

ws10100601_05

ああ、ヨガって奥深い、これはまた再受講だな、と3度目の受講を決意。
マスターもドクターも「ヨガ哲学なんてない、全ては人間の哲学だ」、とおっしゃる通り、人間の哲学を学んでいるのだから、奥深くて当然、人生半分も生きていないわたしごときにそうそうわかるはずもなし、こうなったら毎回受講して、とことん行けるところまで行ってみよう、と。

ws10100601_06

前置きが長くなりましたが、その後ヴィジョンオブヨガ香港2011を最後に、マスター・スダカーとドクター・マダヴァンはシンガポール、台北、台中、そして日本へとその”真のヨガの伝達の使命”の矛先を変え、香港の生徒は2011年が最後の(とは限りませんが)ヴィジョンオブヨガになるとは思いも知らず、そしてマスター・スダカーが6年間教鞭をとったPUREYOGA香港を2013年6月突如辞任するとは、誰一人予想だにしていなかったと思います。

今なお、メールやFB、ホームページから、香港でのレギュラークラス復活の熱い要望を香港の常連の生徒のみならず、伝説と化したマスター・スダカーの一期一会のフローを聞き及んだヨガ生から舞い込んできます。
が、正直それが実現するのか、マスター・スダカーが何を見て、何を考えているのかは読めず。
サマディに到達した者のみがお互いを認識できるように、天才の心、凡人にわからず、です。

マスター・スダカーがいつまで日本で教え続けてくれるのか、ヴィジョンオブヨガ日本がいつまで開催されるのか、居て当然、機会があれば、都合があえば、次回に、そんな風に日々、物事を捉えて、人生を送っている自分も含めた凡人に忠告したいのは、学びは一期一会なのだということ。
この天才と同時代に生を受け、直接学ぶことのできる僥倖を、失ってから悔やんでも遅いのだと。
まさに、後悔先に立たず、人生にやり直しはないのだと。

そしてまさにそのことを、今、香港の生徒は実感していると思います。
学べるうちに学んでおけば良かった。
受講可能な状況にいるのであれば、迷わず受講をお薦めしたい、そんな20日間です。

ws10100601_07

 

■10月5日/マスター・スダカー/週末WS@名古屋

[場所] 名古屋 jonetsuYoga

[お問い合わせ] Tel : 052-702-1918  mail : issha@jonetsuyoga.jp

[詳細URL] www.jonetsuyoga.com/workshop-event/#131005

■10月6日/マスター・スダカー/週末WS@名古屋

[場所] 名古屋 MySOUL8

[お問い合わせ] Tel : 052-972-9642

[詳細URL] mysoul8.blog83.fc2.com/blog-entry-1036.html

■10月8~10日/マスター・スダカー/初高齢化社会に向けて

〝シニア世代に伝えるヨガ”@NIRMAL YOGA

[場所] 東京 ニーマルヨガスタジオ

[お問い合わせ] mail : info@vanakkamyogaschool.com

[詳細URL] vanakkamyogaschool.com/ja/events/senioryoga/

■10月12日/マスター・スダカー/四国ツアー@高知

[場所] 高知県 高知高野寺

[お問い合わせ] mail : tomo.yoga@gmail.com

[詳細URL] ameblo.jp/5-5-yogini/entry-11507345022.html
■10月13~14日/マスター・スダカー/四国ツアー@愛媛

[場所] 愛媛県 Pono Yoga

[お問い合わせ] mail : ponoyoga@ponoyoga.com

[詳細URL] www.ponoyoga.com/

■10月17日/マスター・スダカー/1日集中講座@大阪

[場所]クレオ大阪西

[お問い合わせ] mail : info@vanakkamyogaschool.com

[詳細URL] vanakkamyogaschool.com/ja/events/vyswssep/

■10月18日/京都ヨガスマイル

[場所]京都 建仁寺 両足院

[詳細URL] http://vanakkamyogaschool.com/ja/events/yogasmile/

■10月19日/マスター・スダカー/初登場@茨城

[場所] 茨城県 ワークプラザ勝田

[お問い合わせ]Tel:080-4408-0358 studio:yogacafesora

[詳細URL] http://www.yogacafe-sora.com/event/6682.html

■10月20日/マスター・スダカー/lotus8@東京

[場所] studio+Lotus8

[お問い合わせ]Tel:03-6825-6888  info@lotus8.co.jp

[詳細URL]  http://www.lotus8.co.jp/workshop/974-10292.html

■11月3~4日/マスター・スダカー/リターンズ東北仙台”ワナカムヨガスクール式ヨガプラクティス”
【場所】
仙台 yogacco

【お問い合わせ】
Tel: 022-223-3223

【詳細URL】
http://www.yogacco.com/#post0004

■11月14日/ヨガの真髄へ迫る!1Dayヨガ集中講座

【場所】
オハナスマイル ヨガスタジオ 駒沢大学店

【お問い合わせ/詳細URL】
http://www.yoga-gene.com/workshop/13211.html#content

■11月17~18日/マスター・スダカー/チッタ主催”ワナカムヨガスクール継続学習@滋賀”

【場所】
滋賀 チッタ

【お問い合わせ】
mail : yoga-citta@i.softbank.jp

【詳細URL】
http://ameblo.jp/yogastudio-citta/entry-11594185092.html

■11月19~21日/マスター・スダカー/高齢化社会に向けて〝シニア世代に伝えるヨガ”

【場所】
大阪市立市民交流センターよどがわ

【お問い合わせ】
mail : info@vanakkamyogaschool.com

【詳細URL】

高齢化社会に向けて ″シニア世代に伝えるヨガ″ 

■11月24日/待望の第3弾初心者向けワークショップ

【場所】
中央区立産業会館

【お問い合わせ】
mail : info@vanakkamyogaschool.com

【詳細URL】

待望の第三弾! “初心者向け ワークショップ - 正しいヨガを始めよう!”

■2014年2月1日/大阪ワナカムヨガスクール式『ハタヨガ基礎講座』

【場所】
大阪クレアホールふせ

【お問い合わせ】
mail : info@vanakkamyogaschool.com

【詳細URL】

ワナカムヨガスクール式 “ハタヨガ基礎講座”

■2014年2月4~5日/東京パート2 マスター・スダカーの ”アサナクリニック”

【場所】
白金台ニーマルヨガ

【お問い合わせ】
mail : info@vanakkamyogaschool.com

【詳細URL】

高齢化社会に向けて ″シニア世代に伝えるヨガ″ 

*******************

Web: http://vanakkamyogaschool.com/ja/

E-mail: info@vanakkamyogaschool.com

Facebook: Vanakkam Yoga School Japan ワナカム ヨガスクール ジャパン

*お問い合わせは日本語でお気軽にどうぞ。

こちらの記事はヨガマガにお寄せ頂いたものです。
ワークショップなどヨガ情報の告知をご希望の方はこちら