先週、東京では初となる「アサナクリニック」というワークショップが開催されました。
関西では神戸や大阪でこの春から何度か開催され、その都度満員キャンセル待ちとなる大人気シリーズ。
その前評判もあってか、東京開催が決定するやいなやあっという間にキャンセル待ちとなったこのワークショップ、30人以上のキャンセル待ちという人気ぶり。
その理由の一つが、アサナマスターとして名高いマスター・スダカーに、少人数限定で一人一人丁寧にお直しをしてもらえるという何とも贅沢なものなのです!
わたしも、関西での前評判もさることながら、少人数でマスター・スダカーから直接お直しを受けるという貴重な機会を逃したくなく、2日間参加。
初日は後屈と前屈、2日目はひねりと逆転のポーズと、4つのヨガの分野をテーマに、アサナの練習ではなく、アサナへの準備という新しい手法で、一見そのアサナとはまったく関係のなさそうな練習方法から、マスター・スダカーの直接的かつ丁寧な指導の下、その瞬間瞬間、体のどこにどんな意識を持っていくのかをしっかり体感させていただきました。このアサナクリニックが日本各地で大人気な理由も納得できる、濃厚な2時間でした。
マスター・スダカーのユーモア交じりの話を真剣に聞いた後は、
こんなこととか
こんなこととか。
こんなことをしたり、
そして、そんなことが、あんなポーズに繋がるんだと、今まで思いもつかなかった練習法の一つ一つが、確実に繋がっていく。
まるで点と点が線になっていくように、本当に目からウロコの連続のワークショップ。
ワナカムヨガスクールでは、アサナクリニックの写真は公開せず、その内容は参加者のみが理解できるというポリシーらしく、わたしもどんな練習でどのアサナをしたのかは、内緒。
アサナは身体の柔軟な人がするもの、という思い込みを覆したい、とクラスの最初にマスター・スダカーが語ってくれたように、優れた柔軟性が無くたって、マスターから教わることを実践するだけで、今までのアサナとの違いを最終ポーズの角度や深さのみならず、その軽快感に至るまで体感すると、マスターの言うところの、いかに正しい練習が大切かということに気付きます。
アサナに近づくために骨格や筋肉を駆使するのではなく、どうリラックスさせるか。
いかに使うか、ではなく、いかに使わないか、なのだと、力説するマスター・スダカーの生徒さんのデモは、本当に羽が生えているようで、そこにパワーや半動力を全く感じさせないんです。
そしてまた、アサナクリニックは、アサナの完成形を目指すものではなく、怪我のない安全な練習を積み重ねることによって、アサナが自ずとやってくる準備に他ならないのだそう。
アサナの肉体的な効能は、アサナの効能のほんの数パーセントにしかすぎず、本来アサナの効能とは内面的なものだと語るインストラクターは他にもいたけど、それがどういう意味なのかをきちんと説明し、納得させてくれる先生は、マスター・スダカー以外にわたしは知りません。
そして、マスターのWSに参加するといつもそうなのですが、彼の矢継ぎ早の問いかけに、考え始める自分が生まれ、今まで周囲や外へ向かっていた意識が少しずつ自分の内側へ向くような、そうやって自分自身と向き合うことが、自問することが、ヨガをするということなんだ、ということがマットを通して、理解できた気がした貴重な2日間でした。
どのクラスもあっという間に時間が過ぎて、何時間あっても足りないほどのこのアサナクリニック、なんとまた来年2月に東京での開催が決定しているとのことなので、これまたマットの争奪戦の予感。
集合写真で、全員が手にもっているのはなんとワナカムヨガスクールのバッグ!
今回の秋ツアーのワークショップに参加した人への嬉しい特典!
しかもこれだけで終わらなかったこの2日間。
アメリカで人気のココナッツジュース、Vita-cocoさんからの差し入れまで!!
全員でVita-cocoバージョンの集合写真も撮影して終了しました。
この一番前できれいなポーズを決めているのは台湾からやってきたワナカムヨガスクールの生徒さんです。
横浜ヨガフェスタでデモも披露することになっているそうで、ヨガフェスタでマスター・スダカーのクラスを予約し損ねた方は是非見てみてください。
本来アサナとはここまで、軽快なものなのか、と、自分の力任せの練習を見なおす良い機会になると思います。
http://www.yogafest.jp/2013/archives/467
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