前回記事の続きの座り方編です。

普通はプラーナーヤーマでは、シッダアーサナ、スワスティカアーサナ、バドゥラアーサナ、ウィーラアーサナ、バッダコナアーサナ、パッドゥマアーサナのいずれかの姿勢で座る。
このどの座り方においても、背骨と肋骨の関係はバナナの葉の中間部の幅の広いところに似ている。
背骨が葉茎に、拡がった肋骨が葉脈に、尾骶骨は葉の根元にあたる。
これらのアーサナについては『ハタヨガの真髄』に詳しく説明してある。

プラーナーヤーマにはいろいろな姿勢があるが、私の経験ではパッドゥマアーサナがプラーナーヤーマの実践や冥想には最高であり、早く体得するための秘訣でもある。
パッドゥマアーサナで座ると前回の記事で述べた身体の4つの部分が等しくバランスがとれ、脳が脊柱の上に正しく安定したところに位置するので心身に平静をもたらす。

脊髄は脊柱の中を通っている。
パッドゥマアーサナでは脊柱の調整と伸長が左右両側で等しくリズミカルに同時に行われ、宇宙エネルギーが体内に均等に流れ身体中に正しく分配される。

シッダアーサナでは背骨の上端が下端よりよく伸びるが、ウィラアーサナでは腰柱の部分がより伸びる。
これらの姿勢の方が座りやすいかもしれないが、効果と正確性においては、パッドゥマアーサナが最高である。
パッドゥマアーサナで座るとももが鼠径部より低くなり、下腹部、特に恥骨と横隔膜の間が最高に伸びるので、肺が最大に拡がる。
パッドゥマアーサナで座っているときは、下半身の三つの関節(股関節、膝、足首)が自然に少し動けるよう特別の注意を払うべきである。
引用:ヨガ呼吸・瞑想百科