体温アップがもたらすさまざまなメリット

体温が上がると冷え性だけでなく、他にも素晴らしい効果があります。ここでは2つのメリットをご紹介しますね。

①基礎代謝が上がる

人間は何もせずにじっとしていても、内臓を動かしたり体温を調整するためにエネルギーを使っています。

その生命を維持するための、必要な最小エネルギー代謝を基礎代謝と呼びます。そして基礎代謝量は人によって差があり、基礎代謝量が高ければ高いほど何もしなくても消費するエネルギーが高いので、痩せやすい体質と言えます。体温が1度違うと基礎代謝量が10~15%も変わると言われていますので、体温を上げることはダイエットにもつながります。

②免疫力が上がる

体温が1度下がると免疫力は30%下がり、体温が1度上げると免疫力は5~6倍にもなると言われています。免疫力を高めると、風邪やインフルエンザといった感染症にかかりにくくなるだけでなく、ガンの予防にも効果があると言われています。

体温が上がると血流が増え血液の流れが良くなることで、血液中のウィルスや細菌を取り除く働きをしている白血球の反応が良くなり、免疫力が上がると考えられています。血流が増えることで供給される酸素の量が増し、細胞に栄養素がしっかり届き、細胞が元気になり体の治癒力が高まるということですね。

もともと人間が備えている細胞の力をフルに発揮できるという訳です。

冷え性に効くポーズ3選

ではここで冷え性に効くポーズを3つご紹介したいと思います。どれもご自宅で簡単に行えますのでぜひお試しくださいね。

まずはウォームアップとして、長座の姿勢になり背筋を伸ばし呼吸に意識を向けていきましょう。心臓に遠いところから体をほぐしていきます。足首を回して足全体の力を抜きゆするようにブラブラ、そして肩の力を抜き、肩甲骨をほぐすイメージで肩を回してリラックスしていきましょう。

ツリーポーズ

木のポーズ

背筋を伸ばし、脚を揃え一本の木のように立ちます。

右足裏を左足の内側につけていきましょう。余裕があれば左足の付け根に、バランスがとりにくければ太ももでもふくらはぎでも大丈夫です。

姿勢が安定したら胸の前で合掌、息を吸いながら両腕を頭の上へ。

その姿勢で5呼吸キープ。

バランスを取ろうと思い、力みがちになってしまいますが、なるべく肩の力を抜いて遠く一点を見つめるように行いましょう。

コブラのポーズ

コブラのポーズ

うつぶせの状態で膝を伸ばし足の甲を床へ。

両手は肩の下に置き、肘が開かないよう脇をしめた状態にしましょう。

息を吸いながら両腕を伸ばし、腰にカーブをつけるように胸を床から持ち上げます。

肩甲骨を寄せるように大きく胸を開くことがポイントです。

その姿勢で5呼吸キープ。

トライアングルのポーズ

三角のポーズ

両足を大きく開いて立ち、左つま先を左へ、右つま先を内側へ向けましょう。

胸を張ったままの状態で、両膝が曲がらないように注意して体を左へ倒します。

左手で左脚の持てるところを持ちましょう。

息を吸いながら右手を天井に向けて高く伸ばします。

背筋の伸びを意識して大きく胸を開くと効果的です。

その姿勢で5呼吸キープ。

おわりに

「冷え」はちょっとした不調と思われがちですが、さまざまな病気を引き起こしかねません。あなたもヨガを通じて長年悩まされていた「冷え」を解消してみてはいかがでしょうか?実際ヨガを行っている際、深い呼吸を始めると手足の末端部分まで酸素がめぐっている感覚を得ることができます。そして体がポカポカと温かくなり、筋肉がほぐれ内臓の位置が整いレッスン後はきっと体が軽くなります。

ぜひあなたもヨガで冷えない体を手に入れてくださいね。