ヨガマットの厚さの選び方

ヨガマット選びで重要なのが厚さです。ヨガのスタイルや、ライフスタイルによっておすすめの厚さは変わるので、3パターンに分けて紹介します。

1.ゆったり系は6~8mm

マタニティーヨガや、ハタヨガのような呼吸や瞑想を重視したゆったりしたヨガは座位や仰臥位が多く、クッション性が大切なので、少し厚めが便利です。

2. 動的ヨガは3〜5mm

ヴィンヤサヨガなどの動的なヨガでは、足裏で大地をつかむ感覚が重要になってきます。そのため、少し薄めのタイプがおすすめです。

3.持ち運ぶなら3mm

会社帰りにスタジオに寄るなど、持ち運ぶ機会が多いのであれば、薄くてかさばらないものを選びましょう。

まだどのヨガを習うか決めていない、もしくは色々なヨガにチャレンジしたい人は、6mmを買うか3mmのものを2枚買って調整するのがおすすめです。

ヨガマットの素材選びのポイントは?

ヨガマットの代表的な素材を4つ紹介します。価格も特徴も異なるので、購入する前によく考えてみましょう。

1.価格重視のPVC素材

ヨガマットに使用される素材では安価で、PVCと呼ばれるポリ塩化ビニール製のヨガマット。多くのスタジオで使われています。(品質にこだわらなければ1,000円台からも)ヨガをはじめる方でとりあえず買いたいような方は試してみるのも良いでしょう。

臭いが強いものもあり、水洗いはできません。焼却するとダイオキシンが発生します。 焼却時のダイオキシンの発生は、燃焼させる物質によるのではなく、燃焼条件に依存することが昨今では分かっており対策がなされています(参考:環境省作成パンフレット /塩ビ協会・環境協会

PVCとはポリ塩化ビニル(Polyvinyl Chloride)の略。

2.軽さ重視のEVA素材

水に強く、軽く、柔らかくクッション性に優れています。お手入れがしやすく、環境にやさしい素材でできています。(塩素を含まないのでダイオキシンは発生しません。)

EVAとはEthylene Vinyl Acetate Copolymerの略。

 

3.グリップ力重視のTPE素材

高いグリップ力に優れ、クッション性も◎で水洗いもOK。リサイクルが可能なエコな素材です。高温に弱いことと、少し価格帯が高いです。ヨガ上級者にもよく使われている素材。

TPEとはサーモプラスチック エストラマー(Thermoplastic Elastomer)の略。

4.ナチュラル系麻素材

ナチュラル志向のヨガ上級者に人気の素材です。吸水性に優れ、良い香りがするのが特徴です。表のみが麻で、裏は滑りにくい二層構造になっています。

迷ったときは、まずは安価なPVCを買ってみて、慣れてきてから自分に合った種類を選ぶのも賢い選択かもしれません。