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タパス(तपस्)

タパスという単語にはheat,fire,lightというような意味があります。火の神アグニの別名でもあるそうです。

熱や火には『燃やす、照らす』役割があります。

護摩を焚いて祈願したりしますが、護摩という言葉はサンスクリット語のホーマから(焚く、焼く)から来ているようです。

熱や火を起こすのには「摩擦」が必要です。(ライターとか電気は置いといて)

手を擦り合わけ生まれる温かさや、原始的な火おこしも摩擦熱ですし、靴だって道路との摩擦ですり減っていきます。上着を着ないでサーフィンをしててもお腹が板と擦れるとお腹が赤くなってヒリヒリしてきます。

「摩擦」は熱と痛みを生み出すようです。

日常生活でも人との摩擦、考えの摩擦が多々あると思います。意見が合わず衝突したり、衝突しなくてても神経がすり減るような「見えない摩擦」が普通に生活していればきっとあると思います。

社会の中で暮らしていたら苦行をしなくても「タパス」を味わっているのではないでしょうか?

摩擦に正面からぶつかってもすり減ったり、火傷してしまいます。

熱や火も使い方で敵にも味方にもなります。

火傷しない程度に摩擦を味わうことで人生を照らしてくれる光や熱になると考えています。