ヨガをするときに気をつけること

シニアヨガをおこなうときに気をつけることとして、

ご自身のその日の体調に合わせて適度な運動を行うこと

私たちの身体は日々変化しています。昨日できたポーズが今日はできない、ということもあります。ヨガではポーズの完成が目的ではありません。その時の身体に合わせて最善の動きをおこなうことが大切です。決して無理をするのではなく、ご自身の身体変化に気づき、いたわることも大切なのです。

身体の状態を知らせる

シニアヨガのクラスに参加する場合は、あらかじめインストラクターへご自身の今日の身体の状態を知らせておきましょう。

インストラクターへ知らせることでポーズの内容を変えてもらったり、ブロックやタオルなど体の動きを補助するプロップスを使うなど配慮をしてもらえます。

また、明らかに熱があったり睡眠不足、動機や息切れがある場合はその日のレッスンはお休みしましょう。

その日のご自身の体調に合わせて、ご自身のペースで無理なく行うことがシニアヨガでは大切になります。

シニアヨガの呼吸法

ヨガでは意識的に呼吸を行うことを大切にしています。ヨガでは腹式呼吸、胸式呼吸、そして鎖骨を使った呼吸の三つの呼吸を合わせた呼吸のことを完全呼吸と呼んでいます。完全呼吸はまずはじめに腹式で深く息を吸います。それから、胸、続けて鎖骨まで息を吸い込み身体いっぱいに酸素を送り込みます。この呼吸になれない場合は、おなかに手を当て、おなかの動きを観察してみましょう。

また、呼吸をおこなうときには、姿勢にも気をつけましょう。しっかりと安定して座骨で床を押すようにしてまっすぐ座ります。困難であれば、椅子やクッションを用いたり、壁に背中を預けるなど、体を安定させて行いましょう。

心と呼吸は相互に関係していて、例えば怒りや恐怖を感じていると呼吸は浅くなり、乱れます。一方で、リラックスしていたり安心しているときはゆっくりとした呼吸になります。このように呼吸を整えることで心の状態を整え、健やかな身体をつくることができます。