― 今回のアルバムを聞く時にここを一番大事に聞いて欲しいと言うポイントはありますか?

I : 現在、日本中で行われているヨガのクラスですが、実は75分間の授業形態が一番多いのです。

そこでアルバムを75分間のヨガクラスに合わせて、音楽収録もピッタリと75分間で終わるようにしました。ヨガクラスのスタートから、CDを丸ごとそのまま使用いただける実用的なヨガ用アルバムになっています。

スタート時はゆったりと心と体を解放していただける曲調で始まる、座位のポーズに適したフィーリング。そして、徐々に流れのある太陽礼拝、スローヴィンヤサに合う感じの曲調へと移りゆき、
中盤以降は立位のポーズに合う曲調からエンディングに向かうためのゆっくりとした流れへと。
最後は『森林の木陰の下でのシャヴァーアサナ』というイメージで気持ち良くエンディングを迎えていただける構成になっています。

そして、すべての楽曲は『ヨガ中の集中を妨げない心地の良い音』に創られています。

ーー️『ヨガ中の集中を妨げない音とは』どういうことでしょう?

ヨガ中の『集中』ってとても大事なんです。

もし、集中力を欠いた状態でヨガをしていると、注意力散漫なココロの状態が原因となり、不用意なケガをすることも多々あります。

普段、私はスタジオでのヨガクラス中に音楽を掛ける時、歌の入っていないインストゥルメンタル曲をチョイスすることが多いのですが、
歌が入っていると、歌詞の内容にココロを持って行かれたり、その歌声に気をとられてヨガに集中しづらかったりするからです。

このアルバム中の全9曲は、すべて歌無しのインストゥルメンタル曲で構築されており、
『ヨガ中の集中を妨げない音』になっています。

また、ヨガを行う人が無意識下での集中力を知らず知らずのうちに高められる様、すべての曲にソルフェジオ周波数のトーン音(断続的に長く伸びる音)を隠し味として含ませており、

それらの工夫は、「ヨガ中に自己の内面に向き合いやすくさせてくれるムードづくりの為の音のカタチ」とも言えます。

K : あとは、アルバム全体を通して、重くてダークで怖い感じの曲は一切無し。にしています。
だって、そんな感じの曲でヨガしたくないですよね? (一同 笑)
だからといって、イケイケ&アゲアゲな感じの曲も挿入してはいないです。

アルバム全体を通し、曲調はピーク時でも上がり過ぎず、かといって下がり過ぎもしない。ココロの平穏さをキープしたままシャンティな状態を持続していただけるよう楽曲を構築しています

ヨガをしながら『ハッピー&シャンティな愛に満ち溢れた心持ちに包まれる』

そんなアルバムに仕上がっているハズです。

I : どんな曲がヨガに向いてるか? について改めて考えると。。
日々のヨガ練習やスタジオでのクラスには、今回の私たちのアルバムはベストな一枚と自信を持ってオススメできますが、
『自分の内に入るというより、楽しい雰囲気のなかで他者と触れ合い、お互いのココロを解放する』といった方向性のある、屋外イベントでペアーを組んでヨガをしたりするクラスや、魅せるという要素の大きいヨガパフォーマンス中のBGMなどには、『歌アリでイケイケのアップテンポな曲をチョイス』したり、『みんなの笑顔を引き出せる感じの曲』なんかもいいですよね。

そういう盛り上がるヨガの場で掛けられそうな、私たちの曲の中で例を挙げるなら、1st アルバム・NADA BRAHMA に収録されている、6曲目とか7曲目あたりが、歌入り&アップテンポでオススメです。そちらの方も是非試してみてください。

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