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ヨガの八支則 ヤマ(4)ブラフマチャリヤ「貞操」「梵行」

ブラフマチャリヤについて

ヤマの4つめのブラフマチャリヤについてです。
「貞操」「梵行」とも訳されますが語句の文字通りの意味は「神の教え子」という意味です。ヨガは既婚者が行うものとされていました。ブラフマチャリヤは一部は男性向けに書かれたものでもあります。

ブラフマチャリヤの実践とは?!

禁欲や性交渉を行わないことです。性的なエネルギーは神聖なもので多くの宗教や教説はこのエネルギーを精神の成長に向けることを目的としました。

ブラフマチャリヤには色々な諸説があります

セックスを節制することで欲からの解放にも繋がりますが同時に性的な妄想のように心をそぞろにする場合もあるとされています。そのためブラフマチャリヤの注釈書には単なる「節度」を意味しているともあり、またアイアンガー・ヨガのB.K.Sアイアンガ―氏はその著でセックスに快楽のみを求めた場合に限りブラフマチャリヤの教えを破ることになると指摘しています。

ブラフマチャリヤの目的とは?

ブラフマチャリヤは節制や貞操を意味するため恋人や配偶者などのパートナーを良く見て選ぶことになります。感情や雰囲気の赴くままに行動することを止めることを目的としています。神様に心身を捧げて、神様と一体になることを意味します。

 

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ブラフマチャリヤ

辞書によると、独身生活による宗教的学習と、自己抑制のことを意味している。
ヨガでは精液の乱用は死へと繋がり、寿命を縮めるものと考えられており、精液を保つことにより、ヨギの身体は甘い匂いを生み出し、精液をコントロールする限り死への恐怖はないとしている。
このことは求道に心を集中することによって、自然にコントロール出来ることである。
すなわちブラフマチャリヤは、否定とか、強制された厳格、強制された禁止のどれでもないのである。

シャンカラチャーリャによると、ブラフマチャリヤを実行する者は、ヴェーダの学問に熱中し、ブラフマンの中でたえず働き、すべてのものはブラフマンの中に存在すると認識していると言っている。
他の言葉でいえば、すべての中に神性を見ることの出来る人がブラフマチャリヤで、この人は身体と心の節制をしているのである。
このことは、ヨガの哲学は独身生活者だけのものではなく、結婚していてもよいのであって、要はブラフマチャリヤの高度な思想を日常生活に応用すればよいのである。
救われるために未婚でいたり、反対に出家しなければならないということはないのである。
すべての法典は、結婚を勤めている。
それは人間的愛、幸福を経験しないで神の愛を知ることはできないからである。
古代インドの聖人やヨギは、みな自分自身の家族を持ち結婚もしていて、けっして社会的・道徳的義務を回避しなかった。
結婚や親子愛は、神の愛を知ること、幸福になること、至上の魂と一体になることの妨げになるものではないからである。

ブラフマチャリヤを確立した者は、あらゆるタイプの不正と戦うのに必要な活力とエネルギーと勇気と知性を開発させることが出来る。
ブラフマチャリヤを守る者は、エネルギーをすべて活用することができるのである。
神から与えられた仕事をするために、身体の力を文化の普及のために、心の力を精神生活向上のために使うのである。
このように、ブラフマチャリヤは知恵の灯をともす火種なのである。

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