5月15&16日、京都TAMISAさん主宰の、お寺でディーサンヨガ。
誓願寺で2日間集中講座が開催されました。
お寺独特の空気が流れる・・
厳粛でありながら、どこか清々さを感じる空気感・・
自然と身が正される。
そんな空間に響くマントラ。
心地よい振動を感じながら一日目が始まる。
TAMISAさんが用意して下さった最初のテーマは『呼吸法と瞑想』
クラス冒頭のマスターの第一声。
「What is breathing?」呼吸とは何?の質問。
マスターは言います。
僕の仕事は混乱の種をまく事。
生徒に考えるキッカケを与える事が、先生としての大事な資質。
記憶しただけの情報ではなく、考える事からでしか何も生まれないのだと。
そしてこの日は、自分のお腹がリラックスできているかの柔らかさのチェック。
二日目最初のクラステーマも、同じ『呼吸と瞑想』でした。
ここでは、座り方のチェック!
日本人が持ってる“姿勢を正す”の概念が、、、
座るってホント難し~い!
家に帰ったら、仏像の座り姿を見て練習だ!
次に、上半身がテーマのクラス。
最後は、下半身がテーマ!
あちこちで、キャッキャと楽しそうな?声が上がっていました。
二日目はフロークラスもありました!
なんとも盛りだくさんな内容で終了したWSでした。
そんな濃いWSの中から、選びきれないマスターの印象深いお話を一つ紹介。
手ぬぐいを手に持ち、ギュッと硬く結んだマスター。
こう言葉を続けました。
「私たちは、この結び目のように、鍵をガチッとかけられた塊を沢山抱えている。
~したい!と思った心と。それを実行させまいと阻止する頭。
心と頭にギャップができた瞬間、この錠前がかかる」
(中略)
いくつも結び目のできた手ぬぐいを手にして、
「この結び目を取ろうとする時、強固な結び目のままでは、何をやっても解けない。
まず揉みほぐして緩め、少しゆとりを作ってから解くでしょ?
アサナの練習は、この揉み解す作業でもあるんだ」
この話を受けて、ふと思ったことがあります。
筋肉にギュッと力を入れながらアサナをとる事に、いったい何の意味があるのだろう?と。
解しゆとりを作るのが、アサナの役割の一つなのであれば、
筋肉を引き締めてポーズをとる行為は、むしろ逆の事をしている様にも感じたのでした。
正しいとか間違っているとか、白黒つけたい訳じゃなく、
単に疑問として浮かんできました。
そうか、、、!
こうやって不思議にも思わず、言われるがままに従い練習してきた事が、盲目なんだ。
そして、こんな風に「なぜ?」と疑問を持ち考える事から、ヨガの学びが始まるんだな。
ここでまた、マスターの言葉が頭をよぎる。
「生徒に考えるキッカケを与える事が、先生としての大事な資質」
そんな資質を持った数少ないヨガマスター、スダカ・ディーナンが7月に滋賀県のスタジオ『CITTA』でWSを行います。
http://ameblo.jp/yogastudio-citta/entry-11538854946.html
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