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遅筋を使って代謝アップ!ダイエットに向けた体づくりをヨガで目指す

二の腕痩せ!引き締めに効果的なおすすめヨガポーズ6選

似たような食生活をしていても太りやすい人と太りにくい人がいますが、太りやすい体質と諦めてしまっている女性も多いのでは?しかし諦めることはありません。ヨガを行うなかで遅筋を使用し、代謝をあげることで徐々に理想の体にチャレンジ。遅筋を活かしながらヨガで代謝を上げてスマートな体を手に入れましょう。

違いは代謝の差

「太りやすい家系」や「太りやすい体質」といった言葉で片付けられがちですが、最新の医学では、遺伝子が関係しているのは30%で残りの70%は生活習慣によるものだと言われています。
太りやすい人と太りにくい人の決定的な差は、基礎代謝量の差になります。
この差が、太りやすい人と太りにくい人の違いの大きな要因の一つとなります。
人間は何もせずにじっとしていても、呼吸をしたり内臓を動かしたり体温を調整するためにエネルギーを使っています。
その生命を維持するために必要な最小エネルギー代謝を基礎代謝と呼び、意外に多くのエネルギーを消費しています。
基礎代謝量が高ければ、余分なカロリーを摂取しても体が勝手にエネルギーとして消費してくれるので、食事制限や辛い運動をせずとも太りにくい体でいられるのです。
基礎代謝量が高ければ高いほど太りにくい体質であり、基礎代謝量が低ければ低いほど太りやすい体質と言えるので、この基礎代謝量がダイエットの要と言えるでしょう。

代謝アップがダイエットの近道

筋肉は維持するだけでエネルギーを使っている?

基礎代謝量は、年齢、性別、体重などにより個人差があり、加齢とともに低下していくのですが、同じ性別、年齢、体重の人でも基礎代謝量は異なります。一体その差には何が関係しているのでしょうか。その答えは筋肉量にあります。
エネルギーというのは、主に筋肉や脳、内臓で使われていると言われており、筋肉は維持するだけでも多くのエネルギーを消費します。

エネルギーが燃えやすい体つくりが大事

筋肉量が多い人は、食べた分が燃料となりエネルギーを使い切ることができますが、筋肉量が少ない人は、燃料をつかう筋肉がないので食べた分だけエネルギーが余り脂肪として備蓄され太ってしまいます。ちなみに食事制限のみのダイエットは、脂肪も落ちますが一緒に筋肉量も減ってしまい結果として太りやすい体にしてしまうので要注意です。

筋肉量を増やす

食事制限のみに頼るのではなく、長期的に考え筋肉量を増やしエネルギーが燃えやすい体を手に入れた方が賢いですね。基礎代謝量は一日で消費するエネルギーの60%以上になるので、ハードな運動でカロリーを減らそうとしても、基礎代謝による消費量には到底かないません。

例えば、あなたの基礎代謝量が1000キロカロリーだとしましょう。その場合、1日のうち1000キロカロリー以内の摂取であれば基本的には太らないことになります。
そこであなたの基礎代謝量が1200キロカロリーだったらどうでしょう。
何もしていなくて200キロカロリー自動的に体が燃やしてくれているので、1000キロカロリーの基礎代謝量の体より痩せやすい体といえます。仮に一か月で計算すると6000キロカロリーの差がでてきます。筋肉量を上げて基礎代謝量を高め、一日の消費カロリーを増やすことができれば、今までより太りにくく痩せやすい体質になると言えるでしょう。

次ページはヨガとダイエットの関係性についてです。

ヨガとダイエットの関係性

筋肉量を増やしてあげることがダイエットの近道というのはご理解いただけたかと思います。しかしこんな不安をもつ女性も多いのではないでしょうか?

「筋トレをしてムキムキになったらどうしよう・・・」
「筋肉がついて体格が良くなったらどうしよう・・・」

そう思う気持ちも分かりますが、そのような心配はいりません。そもそも女性の体は、相当なトレーニングをしない限りムキムキになることはありませんのでご安心を。
では本題の筋力アップの方法ですが、せっかくならば美しく引き締まった筋肉をできるだけ効率良くつけたいですよね。そこでお勧めしたいのがヨガによる筋力アップです。

ヨガのポーズで遅筋を育てる

まず筋肉は大きく分けて、遅筋と速筋という二種類の筋肉があります。遅筋は持続的な力を必要とする運動に使われる筋肉で、脂肪をエネルギー源とし、速筋は瞬発的な運動に使われる筋肉で、主にブドウ糖をエネルギー源とします。このことから脂肪を落としたい場合、遅筋を多く使う運動を行うことが効果的と言えます。

ヨガはポーズをとることによって、このターゲットである遅筋を鍛えることができます。そして体の軸を意識しながら筋肉を左右上下と双方向に伸ばしていくので、しなやかで柔軟な筋肉を鍛えることができ、引き締まった体を作るには最適な運動と言えるでしょう。

ヨガのポーズはその姿勢を呼吸とともに姿勢を安定させることが大切になりますが安定させるには普段使わない体内の様々な筋肉、中でも姿勢安定筋を使うことになります。この姿勢安定筋は普段から姿勢をキープするための筋肉で遅筋を多く含みます。
ヨガによって姿勢安定筋を鍛えることで、遅筋繊維を増やすことになり脂肪が燃えやすく、つきにくい体質に改善していけるでしょう。

またヨガは遅筋を鍛えるだけでなく有酸素運動としても効果を発揮します。有酸素運動はエネルギー源として体内に蓄えられている体脂肪を燃焼して使います。そして燃焼材料として酸素が必要になります。ヨガの動きは、呼吸に合わせた全身運動なので十分な酸素補給が行える上、ほどよい運動量となるのでダイエットに効果的な有酸素運動といえます。

おわりに

ダイエットと基礎代謝量の関係性を分かっていただけましたでしょうか?
基礎代謝量が加齢とともに低下していってしまうのは仕方のないことですが、努力次第で上げたり、落ちるスピードを緩やかにすることは可能です。
ヨガで筋肉を刺激し痩せ体質を手に入れてみてはいかがでしょうか。
きっとあなたを理想の体に導いてくれますよ!

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