身体の状態にストレスが影響することは
本当は誰もがみんな、最初から知っている。
緊張すればお腹が痛くなるし
悩みが解決すれば、なんだかスッキリして調子がいい。
自分が自分の身体で一番わかるはずのことが
わからなくなってるのは
ストレスがありすぎて、身体が麻痺してるから。
それが当たり前で、フツーになってるから。
満員電車に乗ると
みんな無意識に、身体を縮めて、呼吸が浅くなる。
空気のいい場所に行くと
みんな無意識に、胸を開いて、呼吸が深くなる。
仕事がストレスになってるとしたら
朝、仕事に行かなくちゃ、と思った時点から
無意識に、呼吸は浅くなって身体が緊張する。
「明日も仕事かぁー」
夜、思った途端、無意識に呼吸が浅くなって緊張が入る。
そのまま寝ると、当然、眠りも浅い。
緊張状態で呼吸も浅い、そんな状態が『普通』になる。
ある日、病気や痛みが出て
「なんで?」
ってなるけど
それは身体が
『もう限界きてますよ !』 っていうサイン送ってきてるのだから
「何で病気になったんだろう?」
って頭で原因探しするんじゃなくて、あなたの身体に聞いてみてください。
「何がつらかったの? 本当はどうしたい?」
って。
身体に語りかけるなんてバカバカしいと思うなら
そういう人にはなおさら、してほしい。
言葉では答えてくれないかもしれないけれど
どこか温かくなったり、呼吸が深くなったり
身体が
「やっと気づいてくれたーー !」 って、喜んでるのがわかると思います。
それでも身体の声が聞こえないし感じられないのなら
その感覚が取り戻せるように
ヨガや呼吸法や散歩や目的を持たないで動くことをしてみてください。
いつも頭ばっかり使っていると 「目標は○○ !」
「1 日朝晩●回すること !」 みたいになりがちだけど
もう頭にはお休みしてもらって、
それをどのぐらいどんな感じでするのかも
その都度、あなたの身体と相談して決める。
この身体の声が聞こえるようになると
残念ながら、もう自分が心から望んでいないことは
できなくなります。
頭で、それをやるべき理由をいくつ作り上げても
身体が、全然乗り気じゃないわーって。
それで、何かを始めてもうまく行かないし、
うまく行ったように思えても
見えてたはずの道が途中で見えなくなったりするし
今、本当に自分が望んでいるのか
本当はどう生きたいのか
その方向しか選ぶことができなくなる。
そうなると、もう悩もうにも悩めなくなるから
自分の中でグルグルしやすい人ほど
身体と対話する習慣をもってほしいと思います。
それが、頑張りすぎて病気になって
ヨガで身体の声を思い出して
今なぜか、こうして伝える方になっている私から
頑張り過ぎてちょっとしんどくなっている
あなたへのメッセージです。
頑張ることがが悪いわけじゃないし
ストレスが悪いのでもない。
頭と身体のバランスが崩れてるだけ。
だから、もう少し身体の声に耳を傾けることで
もっとラクになるんじゃないかなーと思います。
今、あなたは、どんな呼吸をしていますか。
どこかが、緊張してますか?
それとも、リラックスしてこれを読んでくれているでしょうか。
あなたが笑顔でいれば、目の前の人も笑顔になる。
あなたがリラックスしていれば、
あなたのまわりの人にも安らぎを届けられる。
あなたの存在が、世界に影響を与えるとしたら。
あなたは、今日、どんな風に過ごすでしょうか。
この記事を執筆した先生
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中平真紀子(なかひらまきこ)先生
1969 年生まれ。岡山在住。 癌になりかけたのを機にヨガに出会い 勧められるままインストラクターに。
『すべての女性が、よりラクに幸せに生きられる』ように 身体とマインド、両面での活動を行う。
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