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ヨガ哲学【チッタとプラーナ】

チッタとは心および意識・プラーナとは前回まで説明してきました記事をご覧ください。

前回記事

チッタとプラーナはいつも協力しています。
チッタのあるところにはプラーナが集まり、プラーナのあるところにはチッタが集まる。
チッタはふたつの強い力で動いている乗物で、ふたつの力とはプラーナとヴァーサナー(欲望)です。
ボールが地面にたたきつけられるとはねかえるように、求道者は、プラーナとチッタの動きに応じて活動する。
プラーナがいきわたると欲望がコントロールされ、感覚はチェックされ心が静かになる。
欲望の力が強くなると、呼吸が乱れ、心が動揺してきます。

『ハタヨガ・プラディーピカー』の第三章に、チッタとプラーナについて次のように書かれています。
呼吸とプラーナが静かであればチッタは安定しており、精子が無駄遣いされないので、求道者の高められた精力はより高い潔い目的のために昇華される。
そのとき、彼はウールドゥヴァ・レッス(ウールドゥヴァとは上に、レッスとは精液という意味)という状態に至る。
これは性エネルギーと意識を、純粋な意識へと昇華させ得た状態である。

プラーナと欲望は常に結びついていると思います。
呼吸で身体全体にエネルギーを巡らせるイメージで呼吸すると、欲望が落ち着いてくる感覚があります。
アーサナの練習をしていても難しいアーサナ、今チャレンジしているアーサナのときは、
「このアーサナを出来るようになりたい!なりたい!ガンバレー!出来ない!!もう一回!!!」
のように欲望だらけです(笑)そんな練習をしてるときも楽しいんですけどね♪
自分が好きなアーサナを行っているときはしっかりと呼吸ができて心がコントロールできている感じがあります。
普段のプラクティスも心に協力してもらいましょう!

参考文献:ヨガ呼吸・冥想百科

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