今、広がりつつあるベビーヨガ。
赤ちゃんの心身の成長に良い効果をもらたしてくれると、人気上昇中となっています!
そこで今回、ベビーヨガとはいったいどんなものなのかということから、効果・やり方まで、詳しく解説します。
ベビーヨガとはどんなヨガ?
ベビーヨガと聞くと、赤ちゃんにヨガをさせるというイメージを持つ方もたくさんいますが、ベビーヨガとは、ママ(あるいはパパ)と赤ちゃんが一緒に行うヨガになります。
赤ちゃんを抱っこや支えながら、あるいはママ(パパ)の体に乗せたりしながらヨガのポーズをとるのが特徴となっています。
また、ただヨガのポーズをとるだけではなく、しっかりと赤ちゃんとコミュニケーションを取りながら行うため、親子の絆を深めることができるという魅力があります。
ベビーヨガはいつからできる?
ベビーヨガができるのは、目安はとしては首が座る生後3ヶ月頃からとなります。
生後1ヶ月頃からOKとも言われていますが、その時期はまだ赤ちゃんの体はとても未発達な状態ですので、ヨガによって知らず知らずのうちに体を傷つけたり負担をかけてしまう場合があります。
そのため、リスクを避けるためにも、首が座ったと思う時期から参加する方が良いでしょう。
また、ベビーヨガの対象年齢はおおよそ1歳半くらいまでとなっています。
赤ちゃんが自分で立ったり歩けるようになったらベビーヨガではなく親子ヨガ、3歳以上になったらキッズヨガを楽しみましょう。
どこでできる?やり方は?
産院やヨガ教室で
病院にもよりますが、個人の産院ですとベビーヨガを定期的に開催しているところがあります!
ベビーヨガインストラクターの資格を持ったヨガの先生や助産師さんがレッスンをしてくれます。
ご自身の産院にて、一度確認してみましょう。
また、ヨガ教室によってはベビーヨガを開催しているスタジオがあります!
あるいは、ベビーヨガ専門のヨガ教室もあります。
小さな赤ちゃんを連れて遠くまで足を運ぶのは大変だと思いますので、市内のヨガ教室を一度調べてみましょう。
自宅で
赤ちゃんを連れてヨガに行くのが少し億劫だと思ったり、できれば赤ちゃんの様子を見て、機嫌が良いベストタイミングでベビーヨガをしたいと考えるママもいることでしょう。
そういった方は、自宅にて、ベビーヨガを行うのをオススメします!
とは言っても、全く知識がないままではもちろんベビーヨガはできないですし、赤ちゃんを傷付けるという危険もあります。
そのため、自宅でベビーヨガを行う際には、本やDVDを見ながら、安全に気を付けて行うようにしましょう!
必要なものは?
・ヨガマット
ヨガを行うのでヨガマットは必須。教室によってはレンタル可能となっているので、貸し出しアリの教室の場合はわざわざヨガマットを購入する必要はありません。
・タオル、バスタオル
赤ちゃんやママがヨガをして、汗をかいたらしっかりとタオルでふき取るようにしましょう。また、場合によっては、赤ちゃんをバスタオルの上にごろんとさせたり、バスタオルで赤ちゃんをくるんだりします。
・飲み物
赤ちゃんとママの飲み物をそれぞれ用意しましょう。赤ちゃんは白湯やお茶、あるいは母乳でもOK。ママは水やお茶、スポーツドリンクなどが適しています。
・動きやすい服装
ママは動きやすい服でヨガを行いましょう。赤ちゃんも動きやすく、フードや装飾品の少ない服を選んで下さい。また、赤ちゃんは汗をかきやすいので、着替えを1セット持参した方が良いです。
・赤ちゃんのお出かけセット
おむつやおしりふきなど普段出かけるときに持っていくものを準備しておきましょう。
ベビーヨガの効果
赤ちゃんへのメリット
- ママからの愛情を感じ、親子の絆を深めることができる
- 感性や感覚が豊かになる
- 夜泣きやぐずりの軽減に繋がる
- リラックスでき、気分転換になる
- 脳や筋肉の発達に役立つ
- 免疫力が上がる
- 運動機能が上がる
ママへのメリット
- 赤ちゃんへの愛情が増し、親子の絆を深めることができる
- 子育てでの体の疲れや、ストレスが解消できる
- 産後の体の歪みや骨盤を調整できる
- 産後太り解消に役立つ
- リラックスでき、気分転換になる
ベビーヨガにオススメのポーズ
揺れる合せきのポーズ
揺れる合せきのポーズは、赤ちゃんと一緒にゆらゆらと揺れる動きであるため、とても赤ちゃんが喜ぶポーズとなっています。
また、産後のママの骨盤調整にとても役立ちます。
<効果>
- ママの骨盤調整
- 赤ちゃんの気分転換
<ポイント>
- ママの足の裏はお尻になるべく近い位置にする
- ママは背筋をしっかり伸ばす
- 小さい赤ちゃんと行う場合は、揺らしすぎないようにする
赤ちゃんのポーズ
赤ちゃんのポーズは、これからたっちをする赤ちゃんの足を鍛えるのに、とても役立つポーズです。
また、赤ちゃんの内臓を刺激することができるため、便秘気味の赤ちゃんにオススメ。
<効果>
- 赤ちゃんの足の強化
- 赤ちゃんの便秘解消
- ママの姿勢改善
<ポイント>
- 赤ちゃんの膝とひざの間はこぶし1個分あける
- 赤ちゃんの足を力強く引っぱったり動かさない
- ママは背筋を伸ばした状態で行う
親子ハトのポーズ
親子ハトのポーズはママの乳線を刺激することができるため、母乳の分泌促進に繋がるポーズです。
赤ちゃんをだっこして行うので、赤ちゃんとママの呼吸がともに深まっていきます。
<効果>
- 赤ちゃんの安心感向上
- 母乳の分泌促進
- ママの骨盤調整
<ポイント>
- 座った時にママのお尻が浮きやすい方の足に赤ちゃんを乗せる
- 坐骨をしっかりとマットにつけた状態でポーズをキープする
ベビーヨガを行う際の注意点
体調不調の時は避ける
赤ちゃんが風邪を引いていたり、熱があるときはベビーヨガを行うのはやめましょう。
体調が良く、機嫌の良いタイミングがベストです。
授乳後20~30分はあける
授乳直後にベビーヨガを行うと、ミルクを吐いてしまう場合があります。
強い力で行わない
赤ちゃんの筋肉や関節は未発達ですので、無理に引っぱったりしてはいけません。
特に小さい赤ちゃんほど優しく弱めの力を心がけましょう。
赤ちゃんのペースに合わせる
赤ちゃんがもし嫌がったりぐずったら、一旦ヨガから離れてあやすなどしてして下さい。
無理にヨガを参加する必要はありませんので、赤ちゃんとママのペースで行いましょう。
予防接種後24時間以内は避ける
予防接種を受けた場合、24時間はあけるようにして下さい。
どんな資格を持ったインストラクターにレッスンを受けるのが安心?
ヨガインストラクターの資格は国家資格といったものではありません。
そのため、正直インストラクターの資格がなくてもレッスンすることはできてしまいます。
しかし、体を扱うものですので、しっかり解剖学や生理学の知識を身に付けているべきで、きちんとヨガインストラクターとしての勉強を終えた、資格を持っている方が安心です!
ベビーヨガも同じで、国家資格はありませんが、民間の資格があり、その資格を持っているインストラクターが安心安全です!
ベビーヨガの場合、いくつか養成学校、通信講座があります。
以下に代表的なものを紹介しますので、インストラクターの方のプロフィールを確認しましょう。
- 一般社団法人日本ハッピーライフ協会(JAHA)
- 日本ベビーヨガ協会(JYA)
- 日本能力開発推進協会(JADP)
- 一般社団法人日本マタニティフィットネス協会(JMFA)
- アプリケアカレッジ
ベビーヨガにオススメのDVD
自宅でベビーヨガを行いたい方のために、オススメのDVDを1つご紹介します!
「ベビー・ヨガ お母さんと赤ちゃんのふれあいタイム」
ヨガ講師でセラピストのフランソワーズ・バービラ・フリードマン博士が監修したベビーヨガのDVDになります。
ベビーヨガの基本的な知識を学ぶことができますし、月齢毎でできるポーズが分かります。
また、ベビーマッサージについての解説もあります。
赤ちゃんとママの2人に役立つベビーヨガ
愛おしい赤ちゃんと一緒に楽しむことができるベビーヨガ。
赤ちゃんの発達に役立つのはもちろん、ママの産後の身体矯正や育児疲れ、ストレス解消にも役立ちます!
また、しっかりコミュニケーションを取りながら、2人でヨガをすることで、ママと赤ちゃんの絆を深める効果があり、とてもオススメです!