私が今生活しているムンバイは、インドにいながらインドでないような、都会の忙しさを感じる都市です。
しかし、ガネーシャ祭を始めとした宗教的なお祭りでは、人々が道を埋め尽くして朝まで踊り祈る。
呆れるほどだ長時間続く神様への賛歌は、やはりインドです。
インドの土地にいながらもインド人にはなりきれない私は、エネルギッシュなインド人にはどうしても勝てません。
慌ただしい都会の生活と、インドらしい街の喧騒でときおりグッタリ疲れてしまいます。
そんな生活を送っていると、1日の終わりの瞑想の時間が本当に大切になっています。
ヨガを中心とした生活を送っていた時の瞑想の目的は、どれだけ深い悟りの境地に辿り着けるか。
都会の生活に戻った今は、自分自身の生活を整えるために行なっています。
昨今、世界中の大企業のCEOがマインドフルネスなどの瞑想法を取り入れています。
分刻みのスケジュールを管理している忙しい人ほど瞑想を生活に組み込んでいるのはなぜでしょうか。
科学的に脳波の研究なども多く行われていますが、やはり、体験した方が分かりやすいでしょう。
瞑想で感じる効果
私たちの脳は、起きている間休むことなく動き続けています。
まるで、沢山のタスクを同時進行しているパソコンのようです。
どれだけ高性能なパソコンでも、同時進行で沢山のソフトウェアを使い続けた場合、動きがどんどん遅くなったり、フリーズしたり、あまりに無理をすると急に電源が落ちてしまう事もありますね。
私たちの脳も、忙しない現代生活で同じ様な状態になっています。
1日の中で瞑想の時間を設ける効果とは?
それは、パソコンを再起動しているのと似ています。
いったん頭の中をリセットする事で、混沌としてしまった思考を整理する事が出来ます。
だから頭の中がスッキリしたように感じます。
具体的な効果
- 集中力が上がる
- ストレスが軽減する
- 免疫力が上がる
- 幸福感を感じやすくなる
- 眠りの質が向上する
どれも、瞑想を始めた人は、かなり初期の段階から感じる事ができるでしょう。
例えば集中力。
集中出来ないというのは、常に沢山の思考を同時進行で考えてしまう思考の癖などが原因です。
「集中しよう!」と思うほど出来なくなってしまう経験はありませんか?
瞑想を行うと、今考えるべきでない余計な思考の動きをコントロール出来る様になります。
その結果、自分が集中したい事柄にスムーズに集中出来る様になるのです。
自分の思考の動きをコントロール出来るというのは非常に快適な経験で、生活している家が奇麗だと心地よいのと似ていますが、頭の中がスッキリしているのは、その何倍も気持ちが良いです。
今考えるべきもの、今は考えるべきでない事、それらを区別して頭の中を整理整頓する。
これは特に、多忙で、1日の中で行うタスクの多い人ほど必要なスキルで、1日に30分の時間を瞑想に使う事で、他の時間の効率を上げる事が出来ます。
今日は、都会の生活で感じた瞑想に関して書いてみました。
筆者プロフィール
yuka先生 (ヨガ講師・バンスリ奏者)
・Tattvaa Yoga Shala-Ashtangayoga Teacher training 500hrs. (RYT500 取得)
・International Bansuri Academy 在学中
ブログURL
http://s.ameblo.jp/aiiro-beniiro/