自宅でヨガをする時、困っていることはありませんか。スタジオでは集中できるのに自宅ではどうも気が散ってしまう、とか、うまくリラックスできない…という人が多いのではないでしょうか。そんな時は、ヨガ中に音楽をかけてみることをおすすめです。今回はヨガを行う際におすすめのリラックス系音楽をご紹介します。
ヨガ中に音楽をかけるメリット
集中力が増す
ヨガ中の音楽は、集中力を高める効果があります。音楽がかかったスタジオでヨガをしていて、あっという間に時間が過ぎてしまったということはありませんか。音楽に身を委ねることで、自分だけの世界に入り込みやすくなり、集中力が増すのです。集中力が高まると、自分の体の動きにも敏感になり、ポーズも上手に決まります。自宅でヨガをする時に気になる外部の音も、音楽をかければシャットアウトすることができます。音楽は、簡単に集中しやすい環境を作ることができるとても便利なツールです。
リラックス効果
ヨガの音楽は、ゆったりしたテンポのものが多いため、特に意識しなくても、呼吸がゆっくり、深くなってきます。ゆったりした呼吸は、ポーズの効果を高めるだけでなく、心身もリラックスさせてくれます。特に寝ポーズの時にリラックス系の音楽をかけることで、ヨガで使った体をしっかり休めることができます。
続いてヨガに適した音楽について考えていきます。
ヨガに適した音楽とは
ヨガ中にかける音楽に細かいルールはありません。自分が好きな音楽をかけてももちろんオッケー。でも、例えば、テンポがゆっくりで、メロディーの起伏が少ないものはリラックスヨガに適している、日本語の歌声が入ったものは、歌詞に気を取られてしまうのであまりおすすめできないなど、適した音楽とそうでないものがあります。しっかりリラックス効果を得たいなら、ヨガに適した音楽を選びましょう。
リラックスヨガに適した音楽には以下のようなものがあります。
自然の音が入ったもの
小鳥のさえずりや波の音、風のそよぐ音など、自然の音が入ったものはリラックス効果が抜群です。自然の中にいるような気分になって、思わず深呼吸してしまいます。自然の音だけが入ったものと、音楽と組み合わせたものがあります。どちらもリラックス効果が高いので、好みのものを選びましょう。
マントラ
マントラとは、神を讃えたり祈りを捧げたりする言葉のこと。唱えたり聞いたりすることで心が安定する言葉です。実はお経もマントラの一種なんですよ。スローテンポの音楽にのって、独特のイントネーションで唱えられるマントラはとても神秘的。サンスクリット語なので何と言っているかは分からなくても、強いパワーを感じられるはず。集中力を高めるのに適しています。
アンビエント音楽
環境音楽とも呼ばれるアンビエント音楽は、人の作業や会話を邪魔しないような、ゆったりしたテンポの音楽のこと。その場の雰囲気を柔らかなものにすることが目的の音楽です。優しく体を包み込むようなメロディーで、集中力とリラックス感を得ることができます。
続いてオススメのリラックス系音楽についてご紹介いたします。
おすすめのリラックス系音楽6選
Mauna Green Delight / MARTH
Mauna Green Delightは、ハワイで作られたリラックスヨガ用のCD。鳥のさえずりや波の音、優しいハープやピアノの音色で心が浄化されていきます。「緑の喜び」というタイトル通り、大自然の中にいるような幸福感を味わえます。ヨガ中だけでなく、瞑想やお休み前に流してもよさそうです。
ハルニレ / 知浦信司
ハルニレは、森をテーマに作られたCDです。鳥のさえずりや、透明感のある女性の歌声が、高ぶった心をしずめてくれます。優しさの中に強さを感じるメロディーで、リラックス感と集中力を同時に得られます。木漏れ日を浴びながら森の中を散歩しているような、清々しい気持ちになれるCDです。
The Best of Wah! / Wah!
マントラアーティストとして10年以上活躍しているWah!のベストアルバムです。宗教色が弱く、全体的に明るめなナンバーがそろいます。マントラを初めて聴くという人にもおすすめできる1枚です。Wah!の優しく語りかけるような歌い方に心が癒されますよ。心が落ち込んでいるときに聴くと、前向きな気持ちになれます。
The Essential / Snatam Kaur
クンダリーニヨガの講師であるSnatam KaurのマントラCDです。クンダリーニヨガとは、深いリラックス状態に入ることで、体に眠ったエネルギーを目覚めさせるのを目的としたヨガのこと。The Essentialには、瞑想状態に入るのを手助けしてくれるような神秘的な曲が入っています。独特な節回しで唱えられうマントラに、不思議と引き込まれてしまいます。
Ambient1-Music for Airports / Brian Eno
アンビエント音楽の提唱者であるBrian Enoが、アンビエント音楽として初めてリリースした作品です。本作は、もともと空港でBGMとして流す目的で作られたものですが、リラックス系ヨガにも最適な作品となっています。ピアノ中心の単純なメロディーが延々と繰り返されるシンプルな音楽ですが、不思議な引力を持っています。曲に身を委ねてリラックスできますよ。
視聴はこちら
Light on Yoga Nada / VAINKUNTHAS
Light on Yoga Nadaは、坂東イッキ 先生監修のもとリラックスヨガ用に作られたCDです。チャクラの浄化やDNA修復効果、恐怖からの解放など、さまざまな効果のあるソルフェジオ周波数が用いられています。アルバム中の7曲は、体にある7つのチャクラにそれぞれ対応していて、チャクラを下から上まで順番に浄化してくれます。インドの伝統的な楽器の音色は、どこか懐かしい雰囲気。リラックスしたメロディーながら強いパワーも感じられます。
視聴はこちら
終わりに
音楽には、ヨガでもとても大切な、心を「今」につなぎとめる力があります。日常生活の悩みや外の雑音から解放されて、自分の体と向き合う手助けをしてくれます。ヨガ中に音楽をかけて、ぜひ、自分だけのぜいたくな時間を手に入れてください。