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ヨガインストラクターが教える7つのチャクラを活性化させるアーサナの方法[後編]

第4チャクラから始まる身体の中心から上部に位置する4つのチャクラは自己の内側との関係に関する精神の世界へ繋がる

前編では、下部に位置する3つのチャクラ(ムーラーダーラーチャクラ、スヴァディシュターナチャクラ、マニプーラチャクラ)についてお伝えしました。物質的な世界との繋がりに関わる3つのチャクラは、自分自身の考え、性格や魅力へと影響しています。

後編では、より微細な4つのチャクラについてご紹介します。それぞれに関連するアーサナを行うことで感情、精神的な知恵を育て、自身の内側と繋がり、本来ある力強い生命力を引き出しやすくなります。
人生を自分の望む方向へ導き、楽しむことができるように、アーサナを通してそれぞれのチャクラのバランスをとるポイントをまとめました。

第4チャクラ アナーハタチャクラ

胸、心臓に位置する第4チャクラは第1、2、3チャクラと第5、6、7チャクラの中央にあり愛と慈悲のチャクラです。
アナハタチャクラのバランスが取れると、思いやりや愛情が湧き、気持ちの抑揚のバランスや軽度の抑鬱状態が緩和されていきます。たとえ困難な状況に直面しても、楽観的にものを見ることができます。

アルダ・ブジャンガーサナ (ベビーコブラ(半分の蛇のポーズ))

POINT胸骨を上に引き上げるよう意識し、鎖骨、肩甲骨を広げるようなイメージを持ち行う。

第5チャクラ ヴィシュダチャクラ

自身の内なる真実、自己を表現したり、コミュニケーションと関わる第5チャクラは喉に位置します。形として存在しない思いや気持ちを外界へ伝える役割を担っています。
人とコミュニケーションを取ることや、表現する事が苦手という意識がある時は、第5チャクラを整えるアーサナを行ってみましょう。

ジャタラ・パァリヴァルタナサナ(腹部のねじりのポーズ)

POINT腕を肩のラインに揃え、胸を大きく広げるように。手の甲を天井へ向け、顔は上を見上げる。

第6チャクラ アージュナーチャクラ

第3の目と呼ばれ、眉間の間少し上あたりに位置する第6チャクラは直観、夢、視覚化、そして他のチャクラを管理する司令官のような役割を持っています。第5のヴィシュダチャクラのバランスがとられると、エネルギーが上昇しアージュナーチャクラへ影響を与えはじめます。バランスが整うことで、自身が描く力強いイメージを現実化していく手助けとなり、第7のチャクラへ到達する最終的な準備へと向かいます。

サランバ・シルシャサナ(支えのある頭立ちのポーズ)

POINT首の自然なカーブを崩さないよう顎と生え際のバランスをとり、顎を前に突き出さない。
舌骨を自然な位置へ保つこと。

第7チャクラ サハスラーラチャクラ

身体の一番上、頭頂に位置する第7チャクラは全てのチャクラのバランスが取れているときに、解放と癒しを与えてくれるチャクラと言われています。また、身体全体に大きく影響を及ぼすため、第6チャクラとの繋がりを安定したものにしましょう。

シャシャンカ・アーサナ(うさぎのポーズ)

POINT 顎を引き、頭が左右どちらかに傾くことなく、頭頂をしっかりとマットへ押し当て、適度に刺激を与える。

7つのチャクラとアーサナの繋がりまとめ

ヨガのアーサナは自身を理解し、身体と心のバランスを生み出し、整えていきます。
アーサナは運動だけではなく、無意識にそれぞれのチャクラのバランスを保つことにも繋がっていたのですね。こういったところがただの運動ではないヨガの魅力ではないでしょうか。ヨガを行う中で身体の様子や変化に気づいたときに、ご自身の内側への気付きとなる手助けとなることでしょう。
そして、ヨガをすることで身体や心を大きく変化させ、自身の望む調和のとれた人生を歩むようになります。
これから、アーサナを行う時にチャクラのことも意識し、普段と違う感覚を味わってみてくださいね。


Ai
シンギングボウルを奏でるヨガインストラクター。都内お寺を中心に活動中。2017年よりインドを中心に期限のない旅に出発。
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