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ヨガの学びを深める!入門書から解剖学、哲学本までヨガインストラクターのオススメ書籍

ヨガおすすめ書籍

ヨガを定期的にするうちに、「そもそもヨガって何だろう?」「もっとヨガについて学びたい!」と思う方も多いはずです。
近年のヨガブームから、今ではたくさんのヨガ関連本があります。

今回は数あるヨガに関する本の中から、インストラクターがオススメする本をご紹介します!ヨガについての入門書から、解剖学やヨガ哲学などインストラクター必読本、さらにはヨガをしている人なら一度は聞いたことのある「アーユルヴェーダ」や「マインドフルネス」に関する本まで、幅広く集めてみました。

ヨガの知識を得ることで、マインドや今までしていたヨガのアーサナもきっと深まってくるのではないでしょうか。

1.ヨガの歴史や哲学、呼吸や解剖学などヨガについて学ぶオススメ書籍5選!

(1)最新版 ヨガが丸ごとわかる本(Yogini編集部 著)

2007年に出版された『ヨガが丸ごとわかる本』の最新版。
有名なヨガ雑誌『Yogini』の12年の取材を基に作られたヨガに関するガイドブックです。

ヨガの考え方やアーサナ、呼吸法や瞑想などヨガ全般についてわかりやすくまとめられています。
初心者の方からこれからヨガの学びを深めたい方まで、ヨガを学ぶ初めての本として最適です。

(2)ヨーガ本質と実践 新装オールカラービジュアル版(ルーシーリデル著)


ヨガのアーサナだけでなく、ヨガの歴史や哲学、呼吸法や解剖学について非常にわかりやすく書かれている一冊です。
特に歴史と哲学に関しては、専門的な用語も使われるが、コンパクトにまとめられている。
この一冊があれば、ヨガの概要を理解することができます。
外装にオシャレさはありませんが、ボリュームがあり、タイトルのようにヨガの根本的な部分を学ぶことができ、一度ではなく、繰り返し読んで欲しい本です。
すでにヨガレッスンに定期的に通っていて、そろそろ理論的にもヨガを学びたい、という方にオススメです。

(3)ハタヨガの真髄 600の写真による実技事典(B.K.S.アイアンガー著)

世界的なヨガブームの火付け親として知られるB.K.S.アイアンガー氏の本。
表紙はとっつきにくいかもしれないですが、600点の写真で非常に詳しくアーサナについての説明があり、哲学や呼吸法についても記述され、一読の価値があります。
アーサナは難易度の高いアーサナもあり、本格的にアーサナやヨガについて学びたい、これからインストラクターとして活躍したい、という方にもオススメの一冊になっています。

(4)いまに生きるインドの叡智―ヨーガの源流から現代の聖者まで(成瀬 貴良著)

ヨガの発祥地であるインドの歴史や宗教の流れに沿ってヨーガを解説し、ヨガだけでなくインドの気候や風土、インダス文明やヴェーダの宗教やウパニシャッドとヨーガとの関係についても述べられています。
また、ラージャ・ヨーガ、バクティ・ヨーガ、カルマ・ヨーガ、ハタ・ヨーガなどのヨガの諸流派についても解説があり、ヨガ哲学やインドについて学びたい方に読んで欲しい本です。

(5)プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典(荒川裕志 著)

こちらは、ヨガ指導者にオススメの1冊。
筋肉の機能についてCGイラストを使い、筋肉の名称や起始・停止などが分かりやすく解説されています。
同シリーズの『プロが教える骨と関節のしくみ・はたらきパーフェクト事典』

も身体の仕組みを知るにはオススメです。

続いてヨガ哲学を学ぶ書籍のご紹介になります!

2.ヨガ哲学について学ぶには。
ヨガのバイブル「ヨーガスートラ」についての解説書3選!

ヨガ哲学を学ぶうえでヨーガスートラは欠かせません。
ヨーガスートラとは、前2世紀ごろ(諸説あり)聖人パタンジャリがそれまであったヨガの知恵や技法を体系的にまとめたものです。
ヨガに関する古典的な文献であり、今ではヨガのバイブル的存在になっている専門書にもなっています。
「スートラ」とは「糸」という意味であり、短い文章をまるで糸でつなげるように書かれているのが特徴です。
短い文章の中にもヨガの目的や坐法について濃密に述べられているので、ヨガ指導者であれば、一度は読んでおきたいものです。

この「ヨーガスートラ」には、よりわかりやすく理解するための解説書が複数出版されています。
今回は、中でもわかりやすく解説された本を紹介します。

(1)インテグラル・ヨーガーパタンジャリのヨーガ・スートラ(スワミ・サッチダーナンダ 著)

ヨガの目的や哲学を理解するのにわかりやすく、ヨーガ・スートラの代表的な解説書。
一度読んだだけでは難しいかもしれないですが、何度も読み込むことで、ヨガの本質に触れることができる本です。

(2)やさしく学ぶYOGA哲学 ヨーガスートラ (向井田みお 著)

インド哲学に詳しい著者が解説しているヨガの哲学本。
サンスクリット語の原文とその読み方や意味が書かれており、「ヨーガスートラって難しそう…」という方でも比較的気軽に読み始めることのできる本です。

(3)解説ヨーガ・スートラ(佐保田鶴治 著)

30年以上前に出版された本ですが、今も読み継がれているヨーガスートラの解説書になります。
大阪大学などで哲学の教授だった著者は還暦を過ぎてからヨガに出会い、日々欠かさずヨガの実践に励んでいたそう。
その後、自ら指導にもあたり日本各地で活躍され、ヨーガ禅の普及にも努めていました。
他にも『ヨーガ入門』や『ヨーガのすすめ』などヨガに関する書籍を出されています。

続いてヨガのポーズ(アーサナ)を学ぶ書籍のご紹介になります!

3.アーサナについて理解する!アーサナ読解のための本3選。

ヨガのクラスに通い、いざ自宅で練習しようとすると、「あれ?どんなポーズだったかな」と疑問に思うこともしばしば。
そんなとき、アーサナに関する本があれば、すぐに確認し、実践することができます。
また、ヨガインストラクターにとってもアーサナを理論的に理解するのにアーサナ読解本は欠かせません!

(1)YOGAポーズの教科書(綿本彰 著)

ヨガ指導者としても有名な著者のアーサナに関する本です。
ヨガをより深めるために最も重要な100のアーサナを紹介しています。
写真付きのわかりやすい内容の解説で、ポイントを押さえ理論的な説明がされています。
ヨガの入門者から指導者まで、ヨガのアーサナを再確認したいときに役立つ一冊です。

(2)YOGAポーズ大全(久保玲子 著)


座位や立位など体位別に分類され、わかりまとめられています。
アーサナの効果や取り方のポイントなどが写真で詳しく解説されているため、自主練にもまた指導者にとっても参考になる一冊です。

(3)タラ・スタイルズのYOGA CURES -52の病気・症状に対する、シンプルな健康のためのヨガ-(タラ・スタイルズ 著)


この本は、アーサナの解説書というよりは、さまざまな身体の症状に対して効果的なアーサナを紹介している本です。
どんな時にどのアーサナをするとよいかがわかり、指導者にとってもシークエンスを組む参考になる一冊です。

4.自宅で簡単にヨガをするための参考書3選

(1)心を整える リラックスおうちヨガ・プログラム (サントーシマ香 著)

ヨガインストラクターとしてだけでなく、指導者養成コースも受け持っているサントーシマ先生の、自宅で簡単にヨガができる本です。
わかりやすいアーサナの説明と、先生の声はリラックスするのにぴったり。
特にストレス軽減やリラックス効果の高いヨガのアーサナが用いられ、DVDにはリラクゼーション効果の高いヨガニードラの音声も含まれています。

このほかにも、『カラダが変わる たのしい おうちヨガ・プログラム』や『サントーシマ香のやさしいムーンサイクルヨガ』『マタニティから産後まで使える おうちヨガプログラム』もオススメです。

(2)マタニティ・ヨガLesson(スタジオヨギー)


ヨガクラスに通わなくても自宅で簡単にヨガができるマタニティヨガの本です。
付いているDVDは、まるでスタジオでやっているのと同じようにヨガが体験できると高評価の一冊です。
※マタニティヨガは十分に注意して行ってください。
こちらの記事もご参考ください。
マタニティヨガについて

(3)間々田佳子の顔ヨガでアンチエイジング(間々田佳子 著)

「顔ヨガ」で一躍有名になった間々田先生の顔ヨガガイドブック。
顔ヨガのやり方や、ポーズ別に使う筋肉と効果が書かれている。
お風呂に貼れるお顔ヨガポーズのポスター付きです。
特に顔のシェイプアップをしたい方にオススメです。

続いて、アーユルヴェーダやマインドフルネスを学ぶ書籍のご紹介!

5.ヨガ関連本!アーユルヴェーダとマインドフルネスついて学ぶには

ヨガを深く学ぶと、アーユルヴェーダやマインドフルネスというキーワードを聞くようになります。
今回は、アーユルヴェーダとマインドフルネスついて気軽に学ぶことができる入門書を紹介します。

(1)はじめてでもわかる 役立つ アーユルヴェーダきほんBOOK(西川眞知子 著)

アーユルヴェーダは生命科学という意味をもち、私たちがより健康に生きていくための理論です。
著者の西川先生は日本でアーユルヴェーダ理論を取り入れたヨーガを提唱し、その普及に努めていらっしゃいます。
体質診断とその診断をもとにしたライフスタイルの提案をしている本書では、食事法やボディケア、呼吸法や瞑想についても書かれています。

(2)アーユルヴェーダ実践BOOK(上馬塲和夫, 西川 眞知子 著)

アーユルヴェーダの理論を日常生活に取り入れやすくするよう、写真や図解を用いて説明しています。
理論だけでなく、その実践方法についての記述がありわかりやすいです。

(3)マインドフルネスストレス低減法(ジョンガバットジン 著)

マインドフルネスを世間に広めた立役者であるジョンガバットジンの著書です。
マインドフルネスとは、「いま、ここに意識を向けること」を指し、その実践のためのマインドフルネス瞑想はグーグルの研修で用いられるなど、今注目を浴びています。
私たちの心は、放っておくと過去や未来へと無尽蔵に動き、過去の行動を悔んだり、来てもない未来に不安を抱いたりしてしまいます。
またある出来事に対し、余計な判断を加えることさえあります。
マインドフルネスでは、「いま、ここ」の状態にあることに主眼をおき、意識を
集中させていきます。

マインドフルネスを高めることで、集中力が増したり、創造性や幸福感を得られることが最近の研究でもわかってきており、うつ病やパニック障害の改善にも用いられています。

本書はマインドフルネスに関する理論についてだけでなく、その実践方法についても書かれているため、マインドフルネスを日常生活に取り入れてみたいという方にオススメです。
そのほかにも、『4枚組のCDで実践する マインドフルネス瞑想ガイド(ジョンガバットジン 著)』

などがあります。

おわりに

今回はヨガに関連する本について幅広くご紹介しました。
ヨガのレッスンをしていくうちに、もっとヨガについて知りたい!と思った方は、ぜひ興味のある本から学んでみてはいかがでしょうか。
理論を理解することで、ヨガのレッスンがもっと充実していきます!

noriko
ヨガと旅をこよなく愛するフリーヨガインストラクター。

実家のお寺でヨガイベントを開催。
その他都内のゲストハウスを中心にヨガを教えている。

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